|
|
|
|
■定価:本体1600円+税
■ISBN:978-4-7966-5079-3
■2006年1月21日発売
|
|
|
|
|
|
学術的な正式名称は「左心室縮小形成術」という。
創始者であるR・バチスタ博士の名を取って、一般的には「バチスタ手術」とも呼ばれる。
拡張型心筋症に対する手術術式のひとつ。
肥大した心臓を切り取り小さく作し、心臓の収縮機能を回復させる。
心臓移植の代替手術だが、状態が劇的に改善される例も多い。
手技は難しくリスクは高い。成功率平均六割。日本でこの手術を行う施設は少ない。 (本書より) |
|
|
|
手術は外科医3人で行うのが標準である。(執刀医1人、助手2人)。執刀医は患者の左側に立つ。助手は第1、第2とあり、第1助手が執刀の直接的な手助けをし、第2助手は術野を一定に保つために、周辺環境を差配する。
患者の頭部付近に麻酔医が立ち、患者の状態を常に把握する。麻酔医の回りには様々なモニタがあり、その数値を見ながら、投薬量を決定する。
助手の背後に人工心肺が設置され、臨床工学士が麻酔医と密な連携を取りつつ、人工心肺の維持に努める。術者側、患者の腰付近に、手術器具を載せる台が設置され、器械出しの看護婦(通称・オペ看)が、要求される機器を迅速に手渡す。
この他、外回りと称し、雑用をこなす医師や看護婦が、術野外にいる。 |
|
|
|
|
|