美空ひばりからプラトンまでのオールキャスト、そしてマンガ・アニメの主要キャラも総出演! |
日本の大衆芸術はすばらしい! |
世界中の先進諸国で唯一、知的エリートの統制が効かなくなった国の大衆芸術は、いったいどんな顔つきをしているのか? それが本書執筆でいちばん言いたかったことだ。ぼくの判定は、悪くないどころの騒ぎじゃない、いまだに知的エリートの統制に縛られた国の大衆芸術と比べると「月とスッポン」と言いたいくらい、すばらしいじゃないかってことだ。
(本誌「おわりに」より) |
目次
- 第1章 アメリカンコミックスはなぜつまらない?
第2章 日本のマンガ・アニメだけが本物の女性ヒーローを生み出した
第3章 “子どもが読みたいマンガ”が、“おとなが読ませたいマンガ”に勝った
第4章 戦後日本の復興を支えたのはミーハー低俗文化だった
第5章 オッペケペとオノマトペ──子ども文化がおとなを超える
第6章 金持ち兄さん(マンガ)と貧乏な弟(アニメ)の物語
第7章 単独行動主義のアメリカと、幼児化で平和な日本
第8章 明日の世界をリードするのはパワーエリートではなく、夢中開拓者(おたく)だ!
付録
(1) マンガ・アニメとはもう、ン十年ごぶさたというオトーサン、オカーサンのための用語集
(2) 日本の大衆文化を理解するためのジャンル別真剣五番勝負