ノーベル平和賞の虚構

目次

• まえがき
  
  第1章　オバマ受賞に隠された秘密
  　平和賞の選考だけがノルウェーで行なわれる理由
  　たった５人の委員が“密室”で選考するナゾ
  　オバマ大統領の受賞は“主演男優賞”か？
  　…ほか
  
  第2章　ノーベル平和賞と国際政治の駆け引き
  　なぜヒトラーがノミネートされたのか？
  　５回も候補になりながら受賞していないガンジー
  　アメリカ先住民から略奪、虐殺したことへの免罪符
  　…ほか
  
  第3章　ノーベル平和賞と国際投機マネー
  　日米を凌ぐ金満国家「ノルウェー」の二枚舌
  　アブダビ投資庁と肩を並べるノルウェーの政府系商品ファンド
  　「平和」も「人権」も「環境」もノルウェーの利益に
  　…ほか
  
  第4章　核廃棄、あるいは環境ビジネスに群がる人々
  　パラダイム・シフトが大きなビジネスチャンスを生む
  　カーボン・ビリオネア（炭素億万長者）となったゴア元副大統領
  　地球温暖化危機説とゴアの投資ビジネス
  　…ほか
  
  第5章　「核のない世界」の正体
  　「核のない世界」からはほど遠い米ロ暗闘の現実
  　オバマの“ロシア封じ込め戦略”に乗ったノルウェー
  　オバマ政権とイスラエル・ロビーの密な関係
  　…ほか
  
  第6章　原発ビジネスから環境バブルへ
  　莫大な利益を生む原発マーケット
  　世界的な「核燃料バンク構想」にからむオバマ人脈
  　最強の投資家・バフェットが原子力ビジネスにカムバック
  　…ほか
  
  第7章　オバマ人脈に狙われる日本の環境技術
  　オバマ受賞の意味がわかっていない“原子力大国”日本
  　CO2 排出量で環境派と経済派が対立している場合ではない
  　アメリカの新エネルギー戦略に欠かせない日本の先端技術
  　…ほか
  
  あとがき
  参考資料一覧
  

浜田 和幸(はまだ かずゆき) プロフィール

国際未来科学研究所代表。国際政治経済学者。東京外国語大学中国科卒。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。新日本製鉄、米戦略国際問題研究所、米議会調査局等を経て現職に。
ベストセラー『ヘッジファンド』（文春新書）、『快人エジソン』（日本経済新聞社）、『たかられる大国・日本』（祥伝社）、『オバマの仮面を剥ぐ』（光文社）など著書多数。
わが国における未来研究の第一人者。テレビ、ラジオのコメンテーターとしても幅広く活躍中。