ある日突然、
海外口座が凍結!
タケノコ剥ぎ同然の口座開設ツアー、
ファンド途中解約で高額手数料請求、
遺族が預金を相続できない、
口座開設直後に税務署から電話が…。
思わぬ落とし穴を香港で徹底リサーチ!
失敗しないための「運用・相続・節税」
文春新書『資産フライト』がロングセラーになっています。マネー誌での特集などを通じて、密かなブームが続いている海外への資産移転。日本の中間層、リタイア世代をターゲットにした香港などでの「投資商品」も氾濫するなか、「話が違う」「だまされた」というトラブルが密かに増加中。本書では、香港を主な舞台に、日本人相手に節税目的の商品を販売する業者を徹底取材。そのリスクの具体例とそれでも資産フライトに興味のある人々に、リスク回避のノウハウを伝授します。増税国家日本からの逃亡者に向けた、マネー誌が絶対書かない資産移転の真実!
目次
- はじめに
第1章 香港発・資産フライト最新事情
毎週300人以上の日本人が香港で「口座開設」
サラリーマンやOLにまで広がるブームに
震災を契機に資産フライトが急増している
…ほか
第2章 国税庁の資産フライト対策
法改正で5000万円以上の海外資産が要申告に
所得税と贈与税で異なる「居住者」の定義
9年間に及ぶ法廷闘争に勝った武富士の後継者
…ほか
第3章 資産フライト8つの罠
初公開! ジャンル別のトラブル事例
(1) 口座開設に関するトラブル
振り込め詐欺や軟禁セミナーまで跋扈!
口座開設直後のネットバンキングに要注意
(2) 解約手数料に関するトラブル
ファンドを解約したら8%の解約手数料がかかった
(3) オフショア積み立て保険に関するトラブル
ネットワークビジネス化して被害が急増中
…ほか
第4章 中間層にとって理想的な資産フライトとは?
資産運用は最低でも10年間は必要
日本円ベースで資産の増減を考えても意味はない
日本へお金を戻すときはATMを利用する
…ほか
第5章 いま海外で投資したい金融商品
専門家が勧める香港の金融商品と運用法
(1) HSBC口座上での資産運用
ほぼネットバンキングで取引可能
(2) 人民元建て定期預金
日本在住者に解禁された人民元関連サービス
(3) オフショア積み立て保険
クレジットカードでの引き落としができる
…ほか
※本書記載の情報は2012年11月現在のものです。
※為替レートは1香港ドル=10円、1米ドル=80円で計算しています。
※海外での口座開設、金融商品の運用にあたっては、自己責任を前提に行なって下さい。