書籍
まんがでわかる ピケティの「21世紀の資本」
広がる格差の理由を示す
r>gの意味がまんがでわかる!
原書を訳した山形浩生が監修!
小さな会社に勤めながら節約の日々を送る月村ひかりの心の支えは、長年飼っている1羽の文鳥。ある日、新しい交流を求めて飼い主達のオフ会に出席すると、そこに現れたのはお金持ちのお嬢様、地主、社長、投資家、有名作家など「持てる者」ばかり。「持たざる者」として格差を克服したいと願ったひかりの選択とは……?累計176万部を突破した「まんがでわかる」シリーズ最新作は、経済書として異例のヒットを遂げたトマ・ピケティ著『21世紀の資本』をまんがで解説。訳者の一人、山形浩生氏の監修で、ポイントをストーリーと共に学びながら、日本経済や個人の生き方に対して、ピケティの示した視点をどう理解していくべきなのかといったことが学べます。
※このまんがはフィクションです。登場する人物、団体名などはすべて架空のものです。
※本書では、監修者のアドバイスを基に、なるべく原書の構成に沿いながら、論旨をかみ砕いて紹介しています。
※本編の引用文は、『21世紀の資本』(トマ・ピケティ著、みすず書房)より抜き出し、適宜表記を統一したものです。
小山 鹿梨子(こやま かりこ) プロフィール
まんが家。『別冊フレンド』(講談社)の読み切り「保健室の鈴木くん」でデビュー。主な作品に『もやし男と種少女』、『シェリル〜キス・イン・ザ・ギャラクシー〜』(全4巻)、『校舎のうらには天使が埋められている』(全7巻、いずれも講談社)などがある。現在『校舎の天〈そら〉では悪魔が嗤っている』(共著、講談社)を「eヤングマガジン」で連載中。『まんがでわかる 7つの習慣』(全5巻)、『まんがでわかる ピケティの「21世紀の資本」』(ともに宝島社)のまんが制作も担当。
山形 浩生(やまがた ひろお) プロフィール
1964年、東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程および MIT不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務、途上国援助業務のかたわら、翻訳および各種の雑文書きに手を染める。著書には『「お金」って、何だろう?』(共著、光文社新書)、『要するに』(河出書房新社)など、訳書には『お金の改革論』(ケインズ著、講談社学術文庫)、『入門 オークション 市場をデザインする経済学』(ティモシー・P・ハバード他著、エヌティティ出版)、『ウンコな議論』(ハリー・G・フランクファート著、筑摩書房)、『21世紀の資本』(トマ・ピケティ著、共訳、みすず書房)、『動物農場』(ジョージ・オーウェル著、早川書房)など多数、監修書には『まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」』(宝島社)など。
トマ・ピケティ (Thomas Piketty ) プロフィール
トマ・ピケティ(Thomas Piketty、1971年〜)は、フランス、クリシー生まれ。パリ経済学校(EEP)および社会科学高等研究院(EHESS)の経済学教授。同院およびロンドン経済学校(LSE)で博士号を取得した後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で教壇に立つ。2000年よりEHESSの教授を、2007年よりEEPの教授を務める。論文、著書多数。2013年にフランス語で刊行された『21世紀の資本』(Le capital au XXIe siècle)は、格差に対する認識や議論を大きく覆す画期的な著作として世界中で注目を浴び、ベストセラーとなる。原書には、オンラインの専門補遺とインターネットサイトが存在し、日本語に翻訳されたものは、http://cruel.org/books/capital21c/に公開されている。