別冊宝島1610　永久保存版　木村盛綱が撮った「プロレス50年」

目次

• カラーグラビア　木村盛綱の世界
  
  第１章 力道山とBI砲
  
  第１回「ワールド大リーグ戦」
  日プロ最大のヒットシリーズ　力道山vsオルテガ50年前の死闘
  アジア・タッグ選手権
  鮮明に蘇る力道山の赤い血潮　豊登とのタッグで悪役外人を制裁
  デストロイヤーとの死闘
  死の13日前――東京最後の試合　生涯保持したインターナショナル王座
  「未知なる強豪」たち
  “密林男”グレート・アントニオは空前の話題！個性派が勢ぞろいした力道山晩年のライバル
  ミゼットプロレスの世界
  ・・・ほか
  
  第２章 馬場と猪木
  
  新日本プロレスに坂口入団
  猪木「青雲の志」で新団体旗揚げ！馬場は「全日本プロレス」設立へ
  ジャンボ鶴田が全日本入団
  馬場が惚れ込んだ大型新人　凱旋帰国で即座に全日本の顔に
  猪木vsストロング小林の衝撃
  従来のプロレス方程式を覆す本格的日本人対決の「リアル感」
  アントニオ猪木の異種格闘技戦
  天龍源一郎が全日本入り
  後の「ミスタープロレス」が四角いリング上で異例の断髪式
  ・・・ほか
  
  第３章 黄金の80年代
  
  「初代タイガーマスク」デビュー
  プロレスの概念を塗り変えた男　その驚異の身体能力で空前のブーム！
  スタン・ハンセンが全日本移籍
  「ブッチャー引き抜き事件」を端緒に生き馬の目を抜く興行戦争が勃発！
  「名勝負数え歌」
  プロレス史上最高のナチュラルアングル「革命戦士」長州がスターダムに
  「IWGP」で猪木が謎の失神
  まさかのV逸で会場大混乱ホーガンは世界のビッグスターに
  “東洋の神秘”カブキ登場
  打倒・新日本の切り札は米国で名を売った高千穂明久
  ・・・ほか
  
  第４章　栄光のの90年代
  
  北尾がプロレスデビュー
  元横綱の破格のドーム大会デビュー　全日vs新日本の対抗戦に６万人！
  坂口征二　引退記念興行
  「Uインター」の挑戦
  前田と袂を分かちトップに立った高田が取りに行く「最強の男」の称号
  SWSの絶頂と転落
  ２度のドーム大会を相次いで実現！　ミスタープロ野球を動かす驚異の資金力
  大仁田＆テリー、川崎球場に死す
  血と涙と電流爆破が喚起する現代人の「生きてる」実感
  ・・・ほか
  
  私と木村盛綱さん
  （１）菊池　孝（プロレス評論家）
  （２）キラーカーン（元プロレスラー）
  （３）山内　猛（内外タイムス写真部長）・佐和子夫妻
  （４）平工　幸雄（スポーツ写真家）
  （５）大川　昇（プロレス写真記者クラブ会員）
  （６）原田久仁信（漫画家）
  
  

木村 盛綱(きむら もりつな) プロフィール

1924 年秋田県生まれ。戦後、シベリアに抑留され1948年に帰国。銀座の日本料理店で働いていたところ、小学館が出していた運転手の求人広告を見て面接を受け、採用される。アマチュアカメラマンとしても活動していたが、58年に撮影した「建設中の東京タワー」がコンテストで特賞を取り、運転手と並行してカメラマンの仕事も舞い込むようになる。59年『少年サンデー』の創刊を機に力道山の撮影を始め、本人に気に入られたことからプロレスの魅力に惹かれていく。 63年、小学館写真部に配属。以降、85年に定年退職するまで主要なプロレス大会のほとんどを取材。定年後もプロレス写真記者クラブの名誉会員としての在籍が認められ、03年ごろのまでリングサイドでの撮影を続けた。主要団体はもちろん、インディーズ団体や女子プロレスまで、自宅に残されたフィルムはゆうに10万点を超える。