二十年の時を越え、いま蘇るる幻の劇画
この国こそ『蟹工船』だ!
なんという熱気と狂気!
三十四年もアシスタントをした苦労人・イエス小池以上に
『蟹工船』のマンガ執筆にふさわしい人材はいない―― 編集家 竹熊健太郎
『蟹工船』のマンガ執筆にふさわしい人材はいない―― 編集家 竹熊健太郎
寒風吹きすさぶオホーツク!!
断末魔の巨鯨のごとく、波に翻弄される蟹工船!!
漁夫たちの怨嗟の声を乗せ
行きつく先は、富源の海かそれとも地獄か!?
プロレタリア文学の巨人・小林多喜二の名作を
大胆な目線で翻案したオリジナル長編劇画がここに――!!
断末魔の巨鯨のごとく、波に翻弄される蟹工船!!
漁夫たちの怨嗟の声を乗せ
行きつく先は、富源の海かそれとも地獄か!?
プロレタリア文学の巨人・小林多喜二の名作を
大胆な目線で翻案したオリジナル長編劇画がここに――!!
特別付録 小林多喜二『蟹工船』
蟹工船「博光丸」を支配する赤鬼監督こと、罰河原赤蔵。蟹工船の乗員はこの男に虐げられ、死と隣りあわせの日々を送っていた。罰河原に真っ向から立ち向かう龍という名の漁夫。罰河原に性的嫌がらせを受ける少年を助けるため、身を呈した龍の姿は、人々に連帯を促すが――。プロレタリア文学の巨人・小林多喜二の名作を大胆な目線で翻案したオリジナル長編劇画。
目次
- 劇画 蟹工船 覇王の船
解説 『蟹工船』と『カラマーゾフの兄弟』の狭間で咆哮する罰河原赤蔵
付録 蟹工船