ニッポン列島縦断
樹に会いに行く旅
究極の癒し、ともいえる樹木と森と水。本書は国土の70%を森林に覆われているニッポンの北から南まで(白神山地や屋久島など世界遺産も含む)を、写真と地図と文章でたどる一冊です。元本は2004年学習研究社より刊行された『週刊 日本の樹木』(全30冊)の巻頭企画として連載されたものです。本文庫では、ここから15本を選び、オールカラー125ページに再編集しました。写真を見るだけで癒されます。
本書は、2004年に学習研究社から発行された『週刊 日本の樹木』に連載された「樹をめぐる旅」を再編集したものです。
目次
- はじめに
釧路湿原[北海道]………湿原に生きる哀愁のハンノキ
白神山地[青森県・秋田県]………人と森が共存してきた豊饒の森
奥入瀬渓流[青森県]………極上の渓流美に酔いしれる
尾瀬[群馬県・福島県]………光きらめく森と水を訪ねて
高尾山[東京都]………濃く深い自然が息づく天狗伝説の森
富士山[静岡県・山梨県]………知られざる富士山原始林の記憶
気比の松原[福井県]………消えゆく「白砂青松」を求めて
大台ケ原[奈良県・三重県]………照葉樹からブナ、トウヒの世界へ。多彩の森を行く
吉野山[奈良県]………ヤマザクラに日本の心を訪ねる
弥山原始林[広島県]………「神の島」に残る原始の森の不思議
立花山[福岡県]………都会の森にひそむクスノキの巨人たち
九重連山[大分県]………山を彩る桃色のじゅうたん
綾の森[宮崎県]………太古の面影を残す照葉樹の森
屋久島[鹿児島県]………原始の森と水の世界に浸る
西表島[沖縄県]………マングローブの楽園をゆく
著者プロフィール、初出