あったか言葉とチクチク言葉

目次

• はじめに
  もう、言葉に無頓着ではいられない
  言葉の教育は、心の教育である
  言葉づかいを反省すべきは大人自身ではないか
  
  １章 ＜チクチク言葉＞を追放し、＜あったか言葉＞で満たしたい
  群馬県大泉町立東小学校
  人間は一人ひとり考え方がちがうんだよ
  心に痛い＜チクチク言葉＞を封印しよう
  言われてうれしい＜あったか言葉＞
  児童会が「みんなで見習おう」と提案　・・・ほか
  
  ２章 あいさつで＜人間関係力＞を高めたい
  東京都足立区立五反野小学校
  ＜あいさつ＞は最もベーシックなコミュニケーションカ
  家庭に課せられる交通安全ボランティアと、一家庭一支援の義務
  モンスター・ペアレンツよ、さらば
  三分の一の児童はあいさつができている！？　・・・ほか
  
  ３章　変われるのは大人が先が、子どもが先か
  富山県小矢部市立石動小学校
  ＜あったか言葉＞＜チクチク言葉＞の指導法は、どこがすぐれているか
  いじめは絶対に許さない！
  人はあたたかい言葉を浴びて健やかに育つ
  大人に必要なのは、子どもに対する人権意識　・・・ほか
  
  ４章　コミュニケーション・トレーニングで＜心の教育＞を
  富山県小矢部市立岩尾滝小学校
  仲よしであるがゆえに、言葉づかいが乱暴になる
  ＜コミュニケーション・トレーニング＞で人間的成長を
  最初に「ありがとう」と言えばいいんだね
  言われてうれしい＜にっこり言葉＞、言われたくない＜ぐさぐさ言葉＞　・・・ほか
  
  おわりに
  言葉にはなぜ力があるか
  ニセ科学を教育現場から追放せよ
  「ありがとう」を言い続けたい

佐藤 拓(さとう たく) プロフィール

1959年生まれ。京都大学工学部卒。科学ジャーナリスト(ペンネーム白石拓)。
科学本の他に教育、社会、生き方をテーマに独自の視点でノンフィ クションを著す。平成14年より青森県内で小学生を対象に広く実施されている「ABA小学生未来新聞をつくろうコンテスト」のインストラクターおよび審査 員をつとめる。主な著書は「l万円の世界地図」(07年祥伝社新書)「偉大な日本人シリーズ 湯川秀樹」(07年別冊宝島)「トンデモない生き物たち」(06年宝島社)「浦島太郎は、なぜ年をとらなかったか」(05年祥伝社新書) 他多数。