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宝島社文庫『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ 山本巧次 200年の時空を超えて、江戸時代で科学捜査!大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ 山本巧次 200年の時空を超えて、江戸時代で科学捜査!

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読めばハマる! 時空を超えたミステリー 2017年10月5日 待望の新刊が発売!!

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ

新規オープンする美術館の目玉の一つ、葛飾北斎の肉筆画に贋作疑惑が浮上した。江戸と現代で二重生活を送る元OLの関口優佳=おゆうは、真贋をはっきりさせるため、江戸で直接北斎に尋ねてみることに。しかし、調査を始めた途端、絵の売買にかかわった仲買人が死体で発見された。同心の伝三郎たちから疑惑を持たれながらも、おゆうは現代科学と北斎の娘・阿栄の助けを借り、事件を追いかける。

著者:山本巧次
定価:本体600円+税

宝島社公式通販で購入

2017年9月27日(水)予約開始

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プロの読み手たちからの熱い声、続々! 推薦コメント

江戸と東京 比較地図

スライダーを動かすと、おゆうの活躍する江戸と現代の東京が、地図で比較できます。

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著者っ描き下ろし!! 特別4コマ漫画

漫画でわかる「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう」の世界!
江戸と現代を行き来する“二重生活”の実態とは……
漫画:山本巧次

  • 第1話 平凡なOL
  • 第2話 クイズ
  • 第3話 絵のモデル
  • 第4話 謝礼金
  • 第5話 コタツ

登場人物紹介

  • おゆう / 関口優佳
    せきぐち ゆうか

    元OL。江戸と現代で二重生活を送る

  • 鵜飼伝三郎
    うかい でんざぶろう

    南町奉行所定廻り同心。おゆうとは恋仲

  • 宇田川聡史 うだがわ さとし

    「株式会社マルチラボラトリー・サービス」経営者。分析オタク

  • 源七 げんしち

    岡っ引き。伝三郎の部下

  • 戸山兼良 とやま かねよし

    南町奉行所内与力。伝三郎の上司

シリーズ作品紹介

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう

江戸の両国橋近くに住むおゆうは、老舗の薬種問屋から殺された息子の汚名をそそいでほしいと依頼を受け、同心の伝三郎とともに調査に乗り出す……が彼女の正体はアラサー元OL・関口優佳。家の扉をくぐって江戸と現代で二重生活を送っていたのだ──。優佳は現代科学を駆使し謎を解いていくが、いかにして江戸の人間に真実を伝えるのか……。ふたつの時代を行き来しながら事件の真相に迫る!

著者:山本巧次
定価:本体680円+税

宝島社公式通販で購入

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤

江戸と現代で二重生活を営む元OLの関口優佳=おゆうは、小間物問屋の主人から、息子が実の子かどうか調べてほしいと相談を受ける。出生に関して、産婆のおこうから強請りまがいの手紙が届いたのだという。一方、同心の伝三郎も、さる大名の御落胤について調べる中で、おこうの行方を追っていた。だが、やがておこうの死体が発見され──。ふたつの時代を行き来しながら御落胤騒動の真相に迫る!

著者:山本巧次
定価:本体640円+税

宝島社公式通販で購入

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 千両富くじ根津の夢

史上最高額──根津・明昌院の千両富くじに沸く江戸の町で、呉服商の大店に盗人が忍び込んだ。同心の伝三郎たちは、その鮮やかな手口から、七年前に八軒の蔵を破った神出鬼没の盗人“疾風の文蔵”の仕業に違いないと確信する。一方、江戸と現代で二重生活を送る元OLの関口優佳=おゆうは、長屋の奥さんから依頼された旦那探しと並行して、現代科学を駆使して伝三郎の捜査に協力するが……。

著者:山本巧次
定価:本体600円+税

宝島社公式通販で購入

山本巧次 一問一答

1. 作家を志したきっかけは?
50歳を超えると定年後も見えて来ますが、ふと振り返ると、自分の経歴はサラリーマンだけ。これって、どうなんだろう。もっと何かできるんじゃないか、と思っていたのですが、仕事で頼まれてある雑誌のウェブサイトにコラムを書いたところ、普通の会社員としては珍しく上手いと言われて、ついその気になりました。
2.『このミステリーがすごい!』大賞に応募した理由は?
応募作(八丁堀のおゆう 第一作)のプロットを考えた段階で、どの賞が一番合いそうか、傾向を見て選びました。
3. 「隠し玉」としての出版の打診が来たとき、最初に思ったことは? その後、まずしたことは?
最終選考結果が出てから保留状態でだいぶ待ちましたので、ようやく来たか!と、ほっとすると同時に、直属上司に告げる台詞を考えました。電話を切ってから台所にいた家内にVサインを突きつけました。
4. デビューしてから一番印象に残っていることは?
デビュー翌年の第14回『このミス』大賞受賞式に招かれたときです。作家の皆様にお会いするのは初めてだったので、自分の立ち位置は(読者側でなく)ほんとにこっち側なのか、と半信半疑になりました。
5. 最初に小説を書いたのはいつ頃? どのような作品?
中学のとき、国語の宿題か何かで小説らしきものを書いたことがあります(一応ミステリー)。初めて本格的に小説を書いたのは2011年です。鉄道ファン(撮り鉄)の男子を好きになった女子が、自分も撮り鉄の修業を始めるというような話で、ミステリーではありませんでした。長編二作目は歴史改変ミステリー、三作目が「八丁堀のおゆう」です。
6. 影響を受けた作家は?
アガサ・クリスティとジェフリー・ディーヴァーだと思います。本格ミステリーにはどんでん返しを畳みかけろ、と強迫観念を刷り込まれたような。
7. オールタイム・ベスト3の作家(作品)を教えてください
アガサ・クリスティ(オリエント急行の殺人)、ジェフリー・ディーヴァー(ウォッチメイカー)、ウィングフィールド(クリスマスのフロスト)でしょうか。あと一つ、スティーヴン・ハンター(極大射程)も入れたいところですが。
8. ミステリーで好きなキャラクターは?
リンカーン・ライム、エルキュール・ポアロ、ジャック・フロストですね。あと、ボブ・リー・スワガー、ケイ・スカーペッタ、金田一耕助、フィリップ・マーロウも。
9. 無人島に一冊だけ本を持参するとしたら、何を持っていく?
あの複雑難解と言われる「薔薇の名前」を持っていって、納得いくまで読んでみたいです。でも、本当に必要なのは「無人島暮らしの手帖」かも?
10. 座右の銘を教えてください
全てのものには学ぶべきことがある
11. サラリーマン作家として苦労している点は?
本業の仕事に手を抜いていると思われないよう注意することと、執筆時間の配分です。
12. 時間の使い方のポイントを教えてください
他に予定のない休日は勢いに任せて時間を使っても大丈夫ですが、平日はそうはいかないので、時間枠を決めて(概ね21~23時)、その間は執筆部屋に閉じこもり、外の音声を遮断して集中しています。
13. ミステリー作家としてのモットーは?
読者を置き去りにして独善に走らないこと、です。
14. いつ、どんなところでミステリーのネタを考える?
集中する必要がある場合は家の執筆部屋で考えますが、ネタはいつでもどこでも転がっていたりしますので、歩いているとき、電車の中、テレビを見ているときなど、様々です。
15. 執筆中欠かせないアイテムは?
さすがにパソコン(現在使用中のFMV-LIFEBOOK)がないと書けませんが、それ以外は特にありません。ただし、「おゆう」シリーズの場合は「東京時代MAP」が必要です。
16. 作品を執筆するにあたって、一番大切にしていることは?
読者目線を忘れないこと、です。リアリティを追求し過ぎて難解になっては元も子もないと思いますので。
17. 最新刊の読みどころは?
「おゆう」シリーズで初めて、実在の有名人に活躍してもらいました。北斎の娘、阿栄(葛飾応為)は、おゆうも舌を巻く冴えを見せます。
18. 「おゆう」シリーズで気に入っているキャラクターは?
おゆう本人を除けば、宇田川君と源七夫婦です。
19. 今後挑戦したいテーマ、舞台などあったら教えてください
いろいろありますが、いずれは昭和が舞台の長編をやりたいです。
20. 読者の方々に一言
おゆうと伝三郎にはまだまだ事件を用意しています。さっさとくっつけてやれ、とのご意見もおありでしょうが、いま少しこのまま、応援してやってください。

著者について

山本巧次Koji Yamamoto

1960年、和歌山県生まれ。中央大学法学部卒業。第13回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉として、『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』(宝島社文庫)で2015年デビュー。現在は鉄道会社に勤務。他の著書に、『開化鐵道探偵』(東京創元社)、『阪堺電車177号の追憶』(早川書房)などがある。

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