もし
関ヶ原の戦いが1年続いたら
伊達政宗が
天下を統一した
慶長5（1600）年、
西軍が大坂城に立て籠もり中
伊達政宗が、
家康不在の江戸を
占拠！
歴史のifから始まる、
新日本史シミュレーション！
もしも家康に代わり伊達政宗が天下を
とっていたら……。
(1)もし伊達政宗が10年早く生まれていたら
(2)もし関ヶ原の戦いが長期化して政宗に
チャンスが訪れていたら
という2つの「if」を中心に本書では検証します。
石田光成が冷静に佐和山へ引き返し、大坂で
毛利輝元と合流していたら、さらには
毛利輝元が大阪城を家康に
明け渡さなかったら……等々、
関ヶ原が長期化するための条件なども
考察していきます。
そしてもしも関ヶ原の戦いが長期化し、時代が
「戦国返り」した場合、東北の伊達政宗に
とってどのようなチャンスが訪れたのか――。
スペインとの同盟を背景にした伊達政宗が
家康の抑圧をどのようにはねのけ、
天下を掌握し、鎖国せずに海外展開して
いったのだろうかという仮説を、家康の6男・忠輝や、
大久保長安との関係なども織り交ぜて綴ります。
目次
- まえがき
リアル年表
仮想年表
第１章◆秀吉の死を待つ奥州の覇者・伊達政宗
第２章◆秀吉の死と家康の圧力
第３章◆政宗が奥州の覇者になるまで
第４章◆関ヶ原の戦いがもたらしたチャンス
第５章◆家康が権力を握り、政宗の天下統一の夢は潰える
第６章◆スペインとの同盟にかけた最後の夢
エピローグ◆政宗幻想 もし天下人になっていたら
あとがき
