宝島社文庫
樹海に消えたルポライター ~霊眼~(上)
カラスの胃から発見された人骨の謎
破砕機に投げ込まれた赤子の遺体。
50体以上を切り刻み、鳥葬にした惨劇は
ある実験の正体を隠す手段だった……
冒頭からの衝撃的な展開に選考委員が度肝を抜かれた、第7回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作が文庫化!夫を動機不明の自殺で失い、未亡人となった柳川享子。だが不幸は終わらない。母親が奇病にかかり、妹は交通事故に遭遇し妊娠中の子どもを流産。さらに友人でライターの女性が取材に出かけたまま行方不明に。なぜ、悲劇の連鎖は止まらないのか!鍵を握っていたのは、人間が進化とともに失った謎の器官、“第三の眼”だった……。
※この物語はフィクションです。実在する人物、団体等とは一切関係ありません。
中村 啓(なかむら ひらく) プロフィール
1973年、東京都生まれ。第7回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『霊眼』にて2009年デビュー(文庫化に伴い『樹海に消えたルポライター ~霊眼~』に改題)。他の著書に『飯所署清掃係 宇宙人探偵トーマス』『奄美離島連続殺人事件』『仁義なきギャル組長』(すべて宝島社文庫)、『家族戦士』(角川書店)、『忍ビノエデン 新月国不死民乃役』(PHP研究所)、『リバース』(SDP)がある。共著に『10分間ミステリー THE BEST』『5分で読める! ひと駅ストーリー 旅の話』『5分で読める! ひと駅ストーリー 猫の物語』(すべて宝島社文庫)がある。