凛として斬る
『この時代小説がすごい![2015年版]』第3位
「風の市兵衛」の辻堂 魁、新境地!
不浄な「首きり人」と蔑(さげす)まれる生業ながら
矜持を保ち妻子を愛す若き介錯人の覚悟!
別所龍玄の祖父・弥五郎は、牢屋敷の死罪の首打ち役だった。龍玄はその生業を継ぐが、龍玄の腕の冴えを伝え聞いた武家から切腹の介錯を頼まれるようになる。不浄な「首きり人」と陰口を叩かれる龍玄の元に介錯の依頼に訪れる武家は、表には出せない事情を抱えている。しかし龍玄は事情の如何にかかわらず、自らがなすべきことを貫く……。凄腕の介錯人の清冽な生き様を描く、人気作家の新境地!
※この作品は史実を織り込んでいますが、あくまでフィクションです。もし同一の名称があった場合も、実在する人物、団体等とは一切関係ありません。