第1回『このライトノベルがすごい!』大賞 受賞作特集

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このラノ大賞 特別賞作品

「伝説兄妹!」
ダメ大学生&純真幼女の日常と非日常in小樽!伝説的スケールで贈る、笑いと感動の一大巨編!
才能はなく、お金もなく、だが働きたくない。ないない尽くしのダメ大学生・柏木は、食糧を求めて入り込んだ山の中で、奇妙な遺跡を発見する。遺跡の中で出会った少女が持つ、凄まじい詩の才能を目の当たりにした彼は、彼女をデシ子と名づけ、妹として自分の家に住まわせ始める。柏木の目的は、彼女の詩を自分のものとして売りさばくことだった。目論見は成功し、一躍大金持ちとなる柏木だったが、謎の美女が彼の前に現れ……。

プロフィール&コメント

著者:おかもと(仮)

昭和五十九年九月十一日名古屋にて出生。
幼少期は大阪、千葉、北海道と移動し、現在は小樽で生活。
明日が見えない二十五歳の大学生。

皆さんを楽しませたい、感動させたい。
そのスタートラインに立てて、僕はとても幸せです。
……お金が頂けたらもっと幸せですぜ!
僕はPSPが欲しいんだ!
あ、でも洗濯機壊れたからそっちも欲しい、いやでも(以下略)

YAZA(やざ)

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1990年2月23日生。栃木県出身。幼少の頃より少年漫画家を目指し、根性で上京するも全くうだつの上がらない冴えないデザイン学科生。信念は「ダサかっこいい」であること。好きなものはカレーとか和風なものとか廃墟とか。ジャージとマフラーとメガネがライフワーク。キャラデザ大好き人間。人生のもう一つ野望はゲームのキャラデザをすること。現在はネットと同人活動をこそこそと。

どうもです。YAZAと申します。この度は恐縮ながら「伝説兄妹!」のイラストを担当させて頂きました。柏木やデシ子達の元気に暴れまわる姿が絵で伝われば幸いかと思っております。破天荒でとても面白い作品です。是非読んでください!

ここが見所!

柏木のひどい詩に爆笑し、柏木をけなげに慕う純粋なデシ子に癒され、物語が一気にスケールアップする後半の展開に驚愕する。一作の中にさまざまな要素を詰め込んだ、おもちゃ箱のような作品。地域密着的な小樽の描写にも注目。

栗山千明

どうしようもない学生が純真無垢な少女と出会い、嫉妬と言う感情からだんだん人間らしさを取り戻し、神業で世界を救う。人はこんなに変われるんだと前向きになれる作品でした。 ─ 栗山千明

丸山晋司(「コミックとらのあな」)

この作品の一つの見所である主人公柏木の「詩」は必見です。是非実際読んで確認してください。 ─ 丸山晋司(「コミックとらのあな」)

工藤淳(「まんが王八王子店」小説担当)

ラストシーン前のお金の使い方は必見。これはちょっと意表をつかれました。 ─ 工藤淳(「まんが王八王子店」小説担当)

登場人物

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柏木絆
北海道・小樽の大学に通う大学生。働きたくないから金がなく、友人から借金しつつ返さないという、典型的なダメ人間。詩を作るのが趣味だが、才能は皆無。遺跡で見つけたデシ子の詩の才能に目をつけ、彼女でひと儲けしようと画策する。

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デシ子
柏木が山の中の遺跡で出会った少女。記憶を失っており、なぜ遺跡にいるのか自分でもよくわかっていなかった。なぜか柏木の詩に感動し、彼の弟子(表向きは妹)として彼と共に暮らし始める。誰もが感涙するほどの詩の才能を持つ。

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池野中潮/明津恭二/大塚統也
柏木の友人。金を借りて返さない柏木を罵りつつも付き合ってやっている、悪友というべき関係。右から、見た目に似合わず可愛い物好きの大塚、ラッパーのようなしゃべり方の明津、悪霊と見まごう雰囲気の池野中。

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透
メルヘン交差点で商売をしていた柏木のもとに現れた、謎の女。天才詩人・柏木の噂を聞きつけて、小樽へとやってきた。コトノハメブキオオミカミという名の、旧い神を探しているらしい。

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