WEBだけの本誌編集日誌
2004年6月号
画家、田中一村の足跡を訪ねて奄美を歩いてみましたが、現存するものは移築された旧宅だけでした。それでも一村が毎日通った大島紬の工場までの道のりをたどり、よく散歩した本茶峠にいってみたりすると、一村の健脚ぶり がうかがえ、ちょっぴり一村に実像に近づけたような気になりました。加えて一村が愛した豊かな自然とそこに移り住んだ人たちとの出会い、さらには名瀬で島歌を聞きながら食べた島料理、とりわけ豚肉(三枚肉やトン足など)と島野菜の煮込みの深い味わいに奄美の魅力の一端を感じた取材でした。
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