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千葉県の八街に木工家の書上(かきあげ)さんを訪ねました。
書上さんの自宅は世田谷にありご家族はそちらのほうで暮らしているのですが、本人は八街に自分で家を建て、
週日はそこで木工をして、週末に世田谷に帰るといういまはやりの二地域居住を実践しています。
八街の家は東京まですいていれば車で1時間半ほどで行ける距離なのですが、
公共交通があまり便利でないため、距離のわりには田舎らしい雰囲気が色濃く残っています。
書上さんの家のすぐ下には田んぼがあり、その向こうには雑木林が眺められるいかにも里山といった風景が見られます。
お隣の2軒も田舎暮らしをしている人たちで、みんな暮らしを楽しんでいる様子でした。
今号、取材した浅田さん夫妻の家は住所的には佐倉市ですが、たまたま書上さんの家から車で10分ほどの距離にあり、
そこも八街と同じような雰囲気の里山でした。このあたり一帯は、あまり有名ではないのですが、
ちょっといけば到るところに里山が広がり、都心までの距離が近い割には土地の価格もさほど高くなく、
農的な暮らしをするには隠れた穴場ではないか、という気が強くしました。
近くにはモネのコレクションで有名な川村美術館もあるので、そこを見がてら、
あたりをめぐってみてはいかがでしょう。田舎暮らしのイメージが湧いてくるかもしれません。
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