筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。

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2019.2.1

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あらすじ・シリーズ作品情報あらすじ・シリーズ作品情報

筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。
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祖父が残した謎を解き明かすべく、美咲は大学一の有名人、東雲清一郎を訪ねるが、彼は噂に違わぬ変人で……。著名な書道家なのに文字を書かず、端正な顔立ちから放たれるのはシビアな毒舌。美咲は挫けそうになるも、どうにか清一郎を説得。鑑定に持ち込むが――

「文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな?」
若き日の祖父が残した想いとは……。

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筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。鎌倉の猫は手紙を運ぶ
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大学一のアンタッチャブルな存在・東雲清一郎。美咲は祖父の手紙の鑑定を通して彼と親しく(?)なるが、清一郎の毒舌は相変わらずで……。黒猫を介した文通相手の秘密、鎌倉の街に描かれた奇妙なマークの謎、千利休の書の真贋鑑定。清一郎の書に対する葛藤、そして美咲の決意――

「東雲君が嫌だって言っても、私は東雲君に関わっていくよ」

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筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。鎌倉の花は、秘密を抱く
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書を愛しているのに、書を避けている書道家、東雲清一郎。――客の目を引く見事な書店ポップ、鎌倉の寺社を巡った御朱印帳、祖父が読みたいと望んだ特別な小説、少年が誰にも見せたくなかったメモ――

気持ちに嘘はつけても、文字は偽れない。文字に秘められた想いを、清一郎は筆跡鑑定の知識と自身の不思議な力を使い、明らかにしていくが……。

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最新刊!筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。鎌倉の夜は、罪を隠さない
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大学生活のかたわら書道家として活動、筆跡鑑定も行う超絶イケメンな東雲清一郎。完璧に思える彼だが、そのクールな美貌の中身はトゲトゲなハリネズミのような苛烈な毒舌家。――おしゃれなカリグラフィー、図書館本の落書き、離別した父からの手紙、そして過去からのメッセージ――

再び心を閉ざした清一郎に、美咲は……。

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あらすじ・シリーズ作品情報あらすじ・シリーズ作品情報

キャラクター紹介
東雲清一郎(しののめ・せいいちろう)
鎌倉学院大学在学中。切れ長の目、色白の肌と女性と見間違いそうな端正な顔立ちとエキセントリックな性格ゆえに、学内一の有名人。書道部部長の松岡をして「書の天才」と言わしめる腕の持ち主。書いた文字を見て、筆跡鑑定はもちろん、書き手の感情さえ読み取ることができる。
近藤美咲(こんどう・みさき)
新潟県出身の元剣道部。酒屋の娘。鎌倉学院大学入学を機に祖父母の家に同居。祖母・久代を元気づけるため、清一郎に祖父の手紙の鑑定を依頼するが……。
裏辻󠄀正道(うらつじ・まさみち)
鎌倉学院大学准教授。専攻は心理学。そのなかでも筆跡心理学を研究している。清一郎の保護者的立場だが、便利に利用している節もある。
松岡勝弘(まつおか・かつひろ)
鎌倉学院大学・書道部部長。無敵のポジティブ精神と行動力は見事だが、チャラい言動からあまり信頼されてはいない。でも根は悪くない、はず。
米澤曜子(よねざわ・ようこ)
美咲と同学部の友人。平凡な美咲とは対照的に、派手めでおしゃれな美人。はっきりした性格で清一郎との相性は最悪だが、悪い奴だとは思っていない。

著者プロフィール

谷 春慶Haruyoshi Tani
第2回『このライトノベルがすごい!』大賞・大賞を受賞。『モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣)』にて2011年デビュー。ほかアンソロジー『5分で読める! ひと駅ストーリー』シリーズ(宝島社文庫)などに参加。