鴨崎 暖炉 DANRO KAMOSAKI
ユニークな舞台設定、
奇抜なトリックの新たな作り⼿の誕⽣を喜びたい。
――瀧井朝世(ライター)
密室殺⼈が多発するようになったパラレル⽇本。
孤⽴した雪⼭のホテルで繰り返される密室殺⼈事件に、
現場に居合わせた⾼校⽣の「僕」こと葛⽩⾹澄たちが挑む︕
定価 880円(税込)
ISBN:978-4-299-02646-0
「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された⽇本では、密室殺⼈事件が激増していた。そんななか、著名なミステリー作家が遺したホテル「雪⽩館」で密室殺⼈が起きた。館に通じる唯⼀の橋は落とされ、孤⽴した状況で繰り返される凶行の現場はいずれも密室、死体のかたわらには奇妙なトランプが残されていて――。
試し読みをするDANRO KAMOSAKI
⼩説を書き始めたのは確か23歳の時で、その時は漠然と30歳までにはプロになれると思っておりました。でも、30を過ぎてもいっこうに⽬が出ず、「もう無理なのかなぁ」と諦めかけていたところに今回の朗報。嬉しい反⾯、現実味がなく、狐につままれたようなふわふわとした⽇々を過ごしております。
密室殺⼈が多発するようになったパラレル⽇本。
孤⽴した雪⼭のホテルで繰り返される密室殺⼈事件に、
現場に居合わせた⾼校⽣の「僕」こと葛⽩⾹澄たちが挑む︕
定価 880円(税込)
ISBN:978-4-299-02646-0
編集部より
『このミス』⼤賞が選んだ本格ミステリーをご堪能ください。第20回『このミス』⼤賞の⽂庫グランプリは密室の量と質で読者を圧倒します。密室づくしの謎、謎、謎が楽しく、キャラクターの造形もユニーク。⼤きなツイストが仕込まれ、予測不能な⽅向へと⼤胆に読者を引っ張っていく作品です。あなたはすべての密室の謎が解けるか︕︖