◀ トップへ戻る

鴨崎 暖炉 DANRO KAMOSAKI

ユニークな舞台設定、
奇抜なトリックの新たな作り⼿の誕⽣を喜びたい。

――瀧井朝世(ライター)

イラスト / ふすい
密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック

密室殺⼈が多発するようになったパラレル⽇本。
孤⽴した雪⼭のホテルで繰り返される密室殺⼈事件に、
現場に居合わせた⾼校⽣の「僕」こと葛⽩⾹澄たちが挑む︕

定価 880円(税込)

ISBN:978-4-299-02646-0

全国書店にて発売中!

あらすじ

「密室の不解証明は、現場の不在証明と同等の価値がある」との判例により、現場が密室である限りは無罪であることが担保された⽇本では、密室殺⼈事件が激増していた。そんななか、著名なミステリー作家が遺したホテル「雪⽩館」で密室殺⼈が起きた。館に通じる唯⼀の橋は落とされ、孤⽴した状況で繰り返される凶行の現場はいずれも密室、死体のかたわらには奇妙なトランプが残されていて――

試し読みをする

『このミステリーがすごい!』大賞 選考委員・編集部より 『このミステリーがすごい!』大賞 選考委員・編集部より

連発される密室トリックの中では
ドミノの密室がイチ推し

本格ミステリ刊⾏ラッシュの中に割って⼊るだけの⼒はありそうだ。

最終選考委員:⼤森望/翻訳家・書評家

最終選考選評をみる ▶

密室殺⼈づくしの趣向が楽しい

主役の⼆⼈をはじめキャラ設定もいかにもマニアックかつ軽快。

最終選考委員:⾹⼭⼆三郎/コラムニスト

最終選考選評をみる ▶

これでもかというくらい密室ネタを
盛り込んで、遊び⼼たっぷり

探偵役となる少⼥も謎めいていて魅⼒的だ。

最終選考委員:瀧井朝世/ライター

最終選考選評をみる ▶

編集部より

『このミス』⼤賞が選んだ本格ミステリーをご堪能ください。第20回『このミス』⼤賞の⽂庫グランプリは密室の量と質で読者を圧倒します。密室づくしの謎、謎、謎が楽しく、キャラクターの造形もユニーク。⼤きなツイストが仕込まれ、予測不能な⽅向へと⼤胆に読者を引っ張っていく作品です。あなたはすべての密室の謎が解けるか︕︖

著者紹介

鴨崎 暖炉

DANRO KAMOSAKI

鴨崎 暖炉
1985年、⼭⼝県宇部市⽣まれ。東京理科⼤学理⼯学部卒業。
現在はシステム開発会社に勤務。

受賞コメント

⼩説を書き始めたのは確か23歳の時で、その時は漠然と30歳までにはプロになれると思っておりました。でも、30を過ぎてもいっこうに⽬が出ず、「もう無理なのかなぁ」と諦めかけていたところに今回の朗報。嬉しい反⾯、現実味がなく、狐につままれたようなふわふわとした⽇々を過ごしております。

密室⻩⾦時代の殺⼈ 雪の館と六つのトリック

密室殺⼈が多発するようになったパラレル⽇本。
孤⽴した雪⼭のホテルで繰り返される密室殺⼈事件に、
現場に居合わせた⾼校⽣の「僕」こと葛⽩⾹澄たちが挑む︕

定価 880円(税込)

ISBN:978-4-299-02646-0

全国書店にて発売中!