食材選びに役立つデータが満載!
本邦初! 一般家庭の献立を実際に計測
全国の魚種別漁場MAP
農産物の原発被害圏シェア
品目別セシウムの計測値
被曝した牛肉の流通、危惧されるコメの放射能汚染……被曝食材に対する不安が高まっています。専門家によれば、日本は今後、数十年にわたって食材の放射能汚染と向き合っていかなければならないそうです。対して国は、食材の測定を自治体にまる投げし、まともに管理しようとしていません。高い暫定規制値を錦の御旗にしながら「安全、安全」と、念仏のように繰り返すばかりです。私たちは食材を通じた被曝のリスクをどう避ければよいのでしょうか。魚、貝、イカ、エビ、タコ、海藻、野菜、コメ、果物、肉、牛乳……。産地や流通の実態をふまえながら、全200品目の選別方法をカード方式で解説。独自の尺度ではじき出した品目ごとの「安心指数」も公表。「0ベクレル」の食卓を目指すための決定版バイブルが誕生しました。海産物編は海洋汚染の専門家・水口憲哉東京海洋大学名誉教授が、農産物編は長年にわたって原発事故を追及してきたルポルタージュ研究所(代表・明石昇二郎)が責任編集&執筆をしています。
- 改訂(主にセシウム計測値)して、2012年03月10日に書籍『ハンディ版 食品の放射能汚染完全対策マニュアル』を発売しました。
目次
- まえがき 原発事故が壊したいくつもの「ふるさと」
第1章 「0ベクレル」の食卓を目指す ルポルタージュ研究所【編著】
◆「500ベクレル以下は安全」が覆い隠す被曝リスク
民間の食品測定機関では今、どんな数値が計測されているのか?
◆放射能汚染の全貌が把握できないなか……
被災地の「土」と「水」と「海」に、何が起こっているのか?
談=藤田祐幸(元慶應義塾大学助教授)/山崎久隆(「たんぽぽ舎」副代表)
◆ある「生協」の決断
汚染からは逃れられない…… だからこそ消費者には計測値を公表していく
談=槌田博(生活クラブ生協品質管理部長)
本邦初! 一般家庭の献立と外食メニューを実際に測ってみました
食事からの内部被曝をどう防げばいい? 明石昇二郎
第2章 安心な食材を選ぶための 農産物100種カード ルポルタージュ研究所【編著】
◆「農産物100種カード」活用の基礎知識
野菜やコメは「産地」と「旬」で選びたい
安心指数公表! 農産物100種カードの見方
1 キャベツ
2 レタス
3 ブロッコリー
4 ハクサイ
5 カリフラワー
6 セロリ
7 ホウレンソウ
8 コマツナ
9 ミズナ
10 チンゲンサイ
11 シュンギク
12 大葉
13 アスパラガス
14 パセリ
15 カイワレ
16 かき菜
17 モロヘイヤ
18 レンコン
19 サツマイモ
20 ヤマイモ
…ほか
第3章 安心な食材を選ぶための海産物100種カード 水口憲哉(東京海洋大学名誉教授)【編著】
◆「海産物100種カード」活用の基礎知識
福島原発の事故は海のチェルノブイリ……安心で美味しい魚をどう選ぶ?
安心指数公表! 海産物100種カードの見方
1 アイナメ
2 アオリイカ
3 アカイカ
4 アカエビ
5 アカガレイ
6 アサリ
7 アナゴ
8 アマダイ
9 アワビ
10 アンコウ
11 イカナゴ
12 イサキ
13 イシダイ
14 イセエビ
15 イトヨリダイ
16 イボダイ
17 イワシシラス
18 ウニ
19 ウバガイ
20 ウルメイワシ
…ほか
あとがきにかえて 放射能以外にもある! 食べ物に紛れ込んだら怖い「要注意」の有害物質
編著者紹介