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■定価:本体1600円+税
■ISBN:978-4-7966-5079-3
■2006年1月21日発売 |
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東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術である「バチスタ手術」の専門チームを作り、
次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。
しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。
そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、
不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。 |
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海堂 尊(かいどう・たける)1961年、千葉県生まれ。現在は勤務医。 |
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〜著者コメント〜
「組織は安寧だという盲信が崩壊した現代。それは医療の世界も同じこと。悪意は加重増幅され、カタストロフへなだれこむ。善意や向上を目指す意志は砕かれる。それでも何かを守るため、見えない敵と闘い続けるヤツがいる。大学病院という密室の壁を破るのは、蜘蛛の糸より細い意志を紡ぎ合わせた“何か”なのだった、という話です。とは言うものの白状すれば理屈は後付け、執筆中も読み返した今も、物語に対する自分自身の感想は“ああ面白かった”なのでした」 |
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