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地獄小耳ニュース〜本誌には書かれていないはずの小耳情報〜(WEB連載 第46回)


暑いからアイスはウソ?(6月25日)

やがて今年も暑い夏がやってくるが、夏といえばアイス、というちょっと強引な話題から。

最近はどんなものにも「ご当地もの」というフレコミのものがあり、アイスもご多分にもれず、各地でさまざまな味のものが販売されている。 ただアイスの場合、イタリアン・ジェラートのお店などで多種多様な味が開発されているためか、なかなか珍しがることは難しいようなのだが、 恐るべしご当地。青森県ではこんなアイスを販売しているそうだ。

ドラキュラアイス
http://www.marumarushingo.com/order.htm

晩年のキリストが暮らしていた場所、という驚愕の伝説を持つ青森県新郷村のご当地アイスはドラキュラアイスというもので、 なんと名産のニンニクが大量に使用されている。 「成人は1日1個」「お子様は半個まで」という注意書きがされており、1カップにはニンニク半個分の成分が詰め込まれているそうだ。 「えー、ニンニク?あわなそう!」と思われた方、ニンニクは無臭のもののパウダーを使用しているということなので、 香りや果肉?の歯ごたえなどを味わうことはないとのこと。安心する反面ちょっとがっかり…する間もなく、 さらに新郷村では、新たに「山菜アイス」というものを発売した模様。ウド味、ふきのとう味…、恐るべしキリストの里。

さて、「暑いのでアイス」という考え方は果たしてあっているのだろうか? 都道府県庁所在都市別にアイスクリームの一世帯あたりの年間支出金額を見ると、1位は静岡市で年間8986円。 2位がさいたま市、3位が岐阜市となっているのだが、驚くべきことに、最下位はダントツで那覇市。 つまり「暑いからアイス食べよう」というのは、あくまでアイスが食べたい人の「口実」でしかなかったのだ。

そんなわけで今月号の宝島も、キンキンに冷えたさまざまな味のテーマが、ギュウギュウに詰め込まれていますので、食べ応え、読み応えバツグンです。 フタまで舐めるつもりでじっくりとお読みください。

 

地獄小耳ニュース〜本誌には書かれていないはずの小耳情報〜(WEB連載 第45回)


ファーストレディ就任拒否(5月24日)

フランスのシラク大統領が引退し、新たにサルコジ新大統領が誕生した。 シラク大統領が大の相撲好きだとか、埴輪と土偶の区別がつくとか、親日、知日でプライベートでも何度も来日していたのに対し、 サルコジ氏は日本に対しての思い入れはあまりないようで、新保守、新自由主義の親米派として、これからのフランスをリードしていく。 パリで雑誌を出版する編集者に、今回の大統領の交替について尋ねると、「たいした変化はない」と期待感もなくあっさりしていたが、 もしもこのサルコジ大統領が日本の政治家だったとしたら、日本のマスコミは連日大騒ぎしていただろう。

サルコジ氏は前妻との間に二人の子供をもうけていたが、その後、元モデルで議員秘書をやっていたセシリア夫人とダブル不倫の末に再婚。 寒村出身の前妻を捨て、既婚のセレブとダブル略奪婚をしたわけだが、まあ、フランス人の恋愛観は日本の常識では計り知れないものがあるので、 とりあえずここまではよしとしても、その後も山あり谷あり。そのセシリア夫人、一昨年に支援者の実業家と再度不倫をし、 「アメリカに駆け落ち」という離れ業を敢行。その後、なんとか復縁は果たしたものの、ファーストレディになることを拒否し、 先日の大統領選の結果が出た際も、その場にいないという傍若無人っぷりを発揮している。

その件に関して、フランスのマスコミは政治とは別物と静観しているようだが、これは今に始まったことではなくフランスの習慣でもある。 前の前の大統領には本妻とは別に有名な愛人と子供がおり、エリゼ宮に住まわせていたとか、前の大統領も公ではないが、 アジアの某国に愛人がいるとかいないとか。日本だったらマスコミが騒ぎまくって選挙にも影響を及ぼすことであろう。 ちなみに前の前の大統領は、愛人と子供に関して記者に聞かれた際、「いますけど、なにか?」と答えたそうだ。 日本の政治家がその域に達することはあるのだろうか?

というわけで、今月号の宝島ですが、政治家であってもそうでなくても、「その域」に達する必要はありません。 その代わり次のフランス大統領もナニかそっち系のネタを持ってないとつまらない! とフランスへの過度な期待を持ちつつ、その他の最新の世界情勢を宝島でチェックしましょう!

 

地獄小耳ニュース〜本誌には書かれていないはずの小耳情報〜(WEB連載 第44回)


海賊最新事情(4月24日)

経済的な急成長を続けている中国だが、同時に違法コピー商品、海賊品があとを絶たないのも中国だ。 CD、DVD、ブランド品をはじめ、あらゆるものの「ニセモノ」が存在する。 本号で取り上げられているクルマ市場においてもその慣習は続いており、 『CR-V』『ムラーノ』『ハイラックス』などのデザインをパクった車種が堂々と販売されている。 ただブランド品などの海賊品との違いは完コピを目指していない点で、 『ムラーノ』と『エクストレイル』を合わせたマスクに『アクシオム』のボディ、 といったブレンドが施されていることが唯一の救いか、はたまた言い逃れなのか。 日本風にいえば『インスパイア』ということなのかもしれない。

「さすがは中国」と思いきや、22日から始まった上海モーターショーでは、規模の違う海賊版が登場した。 規模が違う?そう、今回のコピーはクルマ本体ではなく、「上海モーターショー」自体のコピーだったのだ。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070423i501.htm

「上海国際汽車工業展覧会」(上海モーターショー<Auto Shanghai 2007>)が 開催されている「上海新国際博覧中心」からクルマで30分ほどのところの「上海車市国際汽車博覧中心」という会場で開催されているのが、 「中国上海汽車、零部件工業展覧会」(Auto 2007)というもの。 漢字だらけでよくわからないが、会期もほぼ同じ、名称、会場の名称などもそっくりで、URLに関しては、 本家が「www.autoshanghai.com.cn」であるのに対し、 コピー版は「www.auto-shanghai.com.cn」と「-(ハイフン)」が入っているだけという明らかな確信犯。 それで内容も充実しているのであれば、ある種の競合と見ることもできないこともないが、実際の規模はごく小さく、内容も貧相なもの。 本家と間違えて出品した中小メーカーなどは、出品料を払わされたと憤慨しているようだ。

高度成長期の日本も、海外から「真似るのが上手い」とバッシングされたように、 経済の急速な発展過程においてある程度の「模倣」は致し方ない、という見方もできるが、 それが今回の例やコピー商品といった詐欺行為となると話は違う。 本家の上海モーターショーは、出品各社に「ダマされないよう」忠告を発している。


というわけで、お仕事関係で上海モーターショーに行かれる方は、 タクシーの運転手に正確に伝えないととんでもない方に連れて行かれるので注意してください。 うまいこと本家に入れば、そこにはあのクルマにそっくりの『インスパイア・カー』のオンパレード。 そちらもお楽しみに。そして道中のお供には月刊宝島。中国の最新情報から最新ニュース事情まで、必要な情報が満載。 隅から隅までご熟読ください。

 

地獄小耳ニュース〜本誌には書かれていないはずの小耳情報〜(WEB連載 第43回)


世界に広がる「萌え」ブーム(3月24日)

「もやし」といえば、いろいろな料理に使用できる上に、安くて手軽。 日本では身近過ぎるためか、その存在がクローズアップされることはあまりないが、 近年、健康野菜としての「もやし」が、世界的に注目を集めている。 どれくらい集めているかといえば、「世界もやし・スプラウト大会」なるものが開催されるほど。

http://www.asahi.com/life/update/0324/004.html?ref=rss

欧米各国では「もやし」以前にスプラウトへの関心が高まっており、「国際萌・スプラウト生産出荷協議会(ISGA)という組織が、 1990年から毎年、各国で国際会議を開いてきたが、 その会議とコンタクトを取り続けてきた「全日本豆萌工業組合連合会(全萌連)」の働きかけで、 17回目にして初のアジア開催となった。 大会のメインテーマは、「もやしは健康を育む」。20カ国以上150名の参加者により、 4月16日から19日まで、ホテルニューオータニと栃木県で開かれる。

この会議により、アジアでは馴染み深い「もやし」が「スプラウト」として欧米各国に紹介されるわけだが、 国内的には「もやし」を「萌やし」または「萌」と表記するという話題の方が大きく取り扱われそうだ。 もしかすると「萌えブーム」自体が「萌やし」の消費拡大の伏線であったのかもしれない。

そんなわけで、安くて身体にいい「萌やし」同様、『宝島』にも現代を生きる上での必要な栄養がどっさり詰まってます。 今月号は、投資家の皆さん注目の、徹底市場分析&戦略。濃い情報がギュウギュウに詰まって『月刊宝島』、絶賛発売中です!

 

地獄小耳ニュース〜本誌には書かれていないはずの小耳情報〜(WEB連載 第42回)


女性しかいない島が誕生(2月23日)

京王電鉄が2000年に始めた「女性専用車両」。その試みが利用者におおむね好評であったことから鉄道各社がこぞって導入し、 現在では都市部の多くの路線で見られるようになったが、イランでは「女性専用車両」どころか「女性専用の島」なるものが作られるという。

http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200702230025.html

ムスリムの女性が公の場で男性を前にして肌を露出することは、神を冒涜することであり許されない。 よって、普通のビーチで水着になることなどもってのほかなわけだが、女性専用であれば話は別ということらしい。 これまでも「女性専用」のビーチがあるにはあったようだが、このたびイラン当局が計画しているのが、 イラン最大の湖ウルミエ湖に浮かぶアレズー島を、女性観光客のための「女性専用の島」にすること。 島までの交通機関、島で働く人もみなすべて女性。 完全な男子禁制を敷き、ムスリムの女性観光客に、なんの気兼ねもなく水着姿になってもらおうというものである。

ちなみにこのウルミエ湖は、塩分濃度が死海並みに高いため、なにもしないでも身体は水に浮き、おまけに堆積した泥もお肌にはバッチリとのこと。 まさに女性たちにとっての「楽園」といえる島になるわけだが、周りの島からぼんやり船で近寄れば、ウルミエならぬマルミエになって戒律違反になるので、 男性観光客は、くれぐれもお気をつけください。

というわけで、ダジャレの善し悪しは置いといて、今月号の宝島は、次々と起こる外資によるTOBを徹底研究。冷静な状況判断、 市場分析をじっくりチェック!もちろんいつも通りの濃い情報もギュウギュ詰めデス。 月刊宝島、絶賛発売中です!

 

地獄小耳ニュース〜本誌には書かれていないはずの小耳情報〜(WEB連載 第41回)


「自分の生活」売ります(1月24日)

日本最大のオークションサイト、「Yahoo!オークション」で、電気グルーヴ のピエール瀧さんが、奇怪な出品物を紹介するブログ「ヤフオクだらけの水泳 大会」を書いている。 "http://geocities.yahoo.co.jp/gl/pierre_suieitaikai" 「仮設便所」「一人乗り用の陸上ホバークラフト」など、様々な奇怪アイテム が次々と登場するわけだが、そのネタを作っているのはほかでもない。オーク ションサイトに過剰な思いを馳せている出品者たちだ。 そして海の向こうのオークションでも、奇怪なアイテムが出品された。

ネット・オークションサイト「ebay」に、オーストラリアの24歳の男子大学 生が出品した「自分の生活」が、7500ドル(約70万円)で落札された。 "http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200701240027.html" 学生、ナイケル・ホルトさんが考えた「自分の生活」とは、名前や電話番号、 交友関係、所有するCDや書籍、衣服などを譲ること。そして15人の親しい友 人、170人の知人に関しては、「自分と同様に」付き合えるほか、恋人候補の 女性、約8人も落札者に紹介するとのこと。落札者のコメントは発表されては いないが、その「生活」、70万円は果たして高いのか、安いのか。

日本でもアンダーグラウンドで戸籍の売買が行なわれていたりするらしいが、その場合はもっと物理的に、 社会の中の自分という存在を失ってしまうということなので、シビアなシチュエーションが容易に想像できるが、 ホルトさんの場合は、免許証、学位、そして法的な身分は売り渡さないそうなので、あくまで感覚的な自分の売買。 友人たちとの関係を販売して、その後はその友人たちとはいっさい付き合わない(付き合えない)というのであれば、70万では安すぎる。 人間関係はそうそうお金で作れるものではないのだから。

そんなわけで今月号の宝島も最新のビジネス・キーワード、ニュースがギュウギュウに詰まっています。 会議室の話題作りに、居酒屋のヨタ話に持ってこいの宝島。今月も25日発売!お読み逃しなく!

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