大ベストセラー『グーグル Google』の著者が斬る!
WEB2.0のその後
WEB2.0のその後
~ 『あとがき』より ~
おそらく長い年月の後に振り返ってみれば、この2004年から2006年という時代は、歴史に残る3年間だったということになるだろう。 社会や経済、産業が根底から大きく変動し、あらたなパラダイムが生じ始めている。そのパラダイムをとらえて、インターネットの先端からは「Web2.0」という言葉が提示され、またニューヨークタイムズのコラムニスト、トーマス・フリードマンは「フラット化」という概念を打ち出した。世界はフラットになり、そしてそのフラットな土俵の上で、企業と個人、個人と個人が相互に接続されていく。あらたな社会は、そんな枠組みから作り上げられる。この本で書かれた内容は、日本のインターネット業界の今をとらえようとし奮闘し続けた結果である。 |
目次
- 第一章 ウェブは、世の中を変えるのか?
スカイプは戦争を巻き起こすか
ネットに自分の人生がコピーされる ほか
第二章 ウェブ VS オールドメディア
ニッポン放送買収問題が露わにしたもの
ライブドアを理解できないオールド知識人たち ほか
第三章 ウェブ世界の不思議な人びと
ネットビジネス「勝ち組」たちは、カネをこう使う
新潟中越地震とユニバーサルサービス ほか
第四章 ウェブ事件簿
ビジネスソフトの不正コピーで摘発される中国の日本企業
なぜカカクコムは情報を隠したのか ほか
第五章 ウェブ2.0は幻想か?
ウェブ2.0は日本でどう実現するのか?
インターネットの理想と実態 ほか