早大学生アンケートで「一番おもしろい授業」 |
私たちが直面する「壊れ」の時代
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ホラー文学から、現代日本の“壊れ”
に切り込むスリリングな講義。 一般社会人に向けて新書化! |
問題は起こり続けるのに、解決は遠のく…。 私たちは現代社会という乗り物で、ホラーと乗り合わせている。 ◎宮崎勤事件とは、酒鬼薔薇事件とは何だったのか
◎小説で、映画で、漫画で…。現代に増殖するホラー性 ◎「現代社会」と「わたしたち」の“壊れ”が見える ◎人はなぜ“ホラー的なもの”に魅せられるのか? |
目次
- まえがき
■第一回講義 発端─ふくらんだ風船がパチンとはじけるように…
■第二回講義 遭遇─まずは壊れた人間からあらわれる
■第三回講義 時代─1990年前後からはじまった「解決不可能性」の時代
■第四回講義 閉塞─「壊れ」はアメリカから日本へ、そして…
■第五回講義 魅惑─人はなぜホラーに魅せられるのか?
■第六回講義 出現─社会的惨劇は、果てしなく連鎖する
■第七回講義 反動─悪しき者をたたけば、善き者は救われる
■第八回講義 戦争─なぜ戦争は、はじまるとすぐ見えなくなってしまうのか
■第九回講義 突破─さらに下方へ、奥底へ、壊れの暗闇へ、別な世界への通路として
あとがき