城山三郎、江夏豊、鳥越俊太郎ほか錚々たる面々が、
藤沢作品への想いを語る。
「もう一度、父の作品を読み返したくなりました。
この本で“あなただけの藤沢周平”が見つかるかもしれません」
遠藤展子 (藤沢周平・長女)
NHK BSの人気番組『わたしの藤沢周平』を
オンエアされなかった部分まで、余すところなく載録!
目次
- 各界「藤沢ファン」の熱い思いが詰まっています 森博明
武士道編
蝉しぐれ
江夏豊 最高の色気、友情、剣。強烈な作品です
風の果て
佐高信 青春小説であると同時に、晩年小説でもある
涌井雅之 これぞ東北の原風景。日本人の独自の空間感覚を描き尽くす
用心棒日月抄
黒土三男 人間くさい痛快活劇 ・・・ほか
歴史小説編
漆の実のみのる国
沢松奈生子 励まされ、前向きな気持ちになれる上杉鷹山の生き方
義民が駆ける
佐藤忠男 農民が主役として描かれた非常に希な物語です
一茶
田中優子 一茶の日記が隠していたリアルな一茶が描かれている
織本順吉 藤沢さんの死生観を感じました
市井人情編
約束
常盤新平 藤沢作品を読むにあたっての入門書のような作品
氷雨降る
山本容子 五十を越えて、日常に不満はないけれど、何か忘れ物をしてきた気がしている男
思い違い
ホリ・ヒロシ 人間というのは捨てたものではない!最後の三行で、ふわっと温かくなる思いに ・・・ほか
・・・ほか