『本当はヤバくない日本経済』ほか
ベストセラー連発のエコノミストが語る為替の行方
ドル安が招く
世界経済の新たな「危機」!
「木の葉のように刷り続けるドル」に対して全世界がその成り行きを固唾を呑んで見守っています。このままドルは崩壊するのか?そしてアメリカは破綻してしまうのか?経済危機ものでベストセラーを連発する三橋貴明氏が現状発表されている統計データをわかりやすくひもときながら今のアメリカ・ドルの姿を明らかにします。第2次世界大戦時代から現在までのアメリカ連邦政府の負債残高や世界恐慌をはさんだ1927年-1941年のアメリカの加盟銀行資産・負債推移など丹念に調査したデータが満載!「ドル安で苦しむ国はどこか」「米国債暴落で困るのは中国」など、現状分析をしながら、今後を大胆に予測します。
目次
- はじめに
第一章 2つのアメリカ
アメリカ版「国家のバランスシート」
家計、企業、政府のバランスシートの変遷
「民間の負債」が拡大しないと不景気になる
恐慌経済下にあるアメリカ
大恐慌時のアメリカ加盟銀行のバランスシート
…ほか
第二章 マネーストックの謎
なぜアメリカの長期金利は上昇しないのか
ドルの増加とFRBの資産膨張
マネーストックが増えない!
米国債の発行上限が迫る
アメリカ国民もイギリス国民も「ムダの削減!」が好き
〈コラム〉M3はどこに消えたのか?
第三章 ドル凋落後の世界
アメリカの各負債を整理する
日本化するアメリカ経済
米国債暴落の影響を日中比較する
中国は人民元の「次世代の基軸通貨化」を狙っていない
「不美人競争」に突入した各国通貨
…ほか
おわりに