愉しみを見つけて生き直そう!
セリ市での緊張、
骨董品の値段のカラクリ、
先輩露天商たちの温かい人情…
経営していた会社がつぶれ、還暦をすぎて、それまでまったくやったことのない商売を始めた。しかもそれは「骨董露天商」という独特の世界。そんな世界で織り成される、とてつもなく心優しい人間模様の数々。ご年輩はもちろん、骨董に関心のある人なら興味津々。定年を迎えつつある世代には、定年後をどうするのかを考える参考にもなるでしょう。骨董商の舞台裏の原価や値段づけがわかるような気分にさせてくれ、さらに露天商はテキヤやヤクザとも近接しており、裏モノとしても面白いノンフィクションです。
目次
- はじめに
第一章 老骨なれど立ち枯れず
第二章 初めてのセリ市へ
第三章 古伊万里恋し
第四章 西陣露天商組合
第五章 京都東寺にうずくまる
第六章 ふるさとで店を持つ
おわりに