デフレでも高売り宣言!
「そのとき、儲けるには値段を高くするしかなかった」
大型量販店より10万円以上高いテレビが売れる!
電球1個の注文でもトンデ来てくれる
14年連続黒字経営なのはなぜ?
パナソニック直営店のなかでもトップクラスの売上をだし、中国屈指の白物家電メーカー・ハイアールが、そのサービスを大絶賛して教えを請うたのは、日本の町田市の小さな家電店「でんかのヤマグチ」でした。社長の山口勉氏は、堂々と「高売り宣言」をしています。超デフレ時代でも、安易な安売りに流れず、「お客さんに愛される裏サービス」をもって、高く売ることを可能にしました。今夏(2010年6月)には、テレビ東京系列『ルビコンの決断』でも「でんかのヤマグチ」の面白い「サービス」が取り上げられています。本書は、この「でんかのヤマグチ」流の究極のビジネス論です。
目次
- はじめに
1章 大型量販店より14万円高いテレビを売らなきゃ潰れる
バブル崩壊・店舗拡大の失敗は痛くはなかった
ジリ貧! ヤマグチは大型量販店に囲まれた
開き直りの「高売り」。全社員へ、「粗利を上げろ!」
…ほか
2章 お客様の事情を理解すれば高価でも売れる
お客さんの本音とヤマグチの建前
大きい仕事と小さい仕事、お客さんの心に負担をかけない
家電の楽しみ方
…ほか
3章 地域の人の要望に応えることが成功の秘訣
どんな事でも喜んで
お客さんとは、地域店とは
真の品質はサービスにあり
…ほか
4章 海外メーカーも学ぶヤマグチ流の「おもてなし」
中国の大手家電メーカーと町田の小さな電気屋の出会い
「おもてなし」は掃除から
小さな革命と悪しき習慣
…ほか
5章 常識を疑い、できない事をすれば人が集まる
不景気とヤマグチの利益は無関係
常識を信じてはいけない
「デフレの波」には乗っからない
…ほか
あとがき