犬を使って殺れ!
凶器は獰猛な原発警備犬。関電首脳は知っていたのか?
当事者たちが実名告発する、原発・地元対策の異常すぎる暗部!
14基の原発が立ち並ぶ福井県・若狭湾沿岸の“原発銀座”。関西電力の高浜原子力発電所で異常な出来事が起こっていた。獰猛な“原発警備犬”が、完全犯罪の凶器に使われようとしたのだ。国内初の「プルサーマル」に固執する“高浜原発の天皇”。ことごとく“天皇”に反発する地元高浜町の町長……。「喉元を犬にくいちぎらせたれや」。完全犯罪を命じられた警備会社幹部が町長を追尾する……。関電首脳は知っていたのか?当事者たちが電力会社の異常な地元対策を実名告発する、ミステリーを超えた戦慄ノンフィクション!!
目次
- まえがき
第一章 発端 原発警備犬
異端の警備
ちょっと面白い話があるんや
原発警備犬?
関西電力の勝手な都合
得体の知れない人物
…ほか
第二章 核心 町長暗殺指令
「信じられへんでしょうが、ホントの話です」
標的は“チョウチョウ”?
実名で告発してもかまわない
若狭支社副支社長からの指令
“嘱託殺人”のメランコリー
…ほか
第三章 迷宮 原発のある町
命を狙われた町長を訪ねて
プルサーマルの是非を問う住民投票
喉笛を凶暴な犬に食いちぎらせる
反原発集会へのスパイ指令
町長の選挙事務所を監視せよ
…ほか
第四章 逮捕 隠微な黒幕
一年越しのスクープ
産経記者の奇妙な動き
告発者たちの焦燥
「高浜の天皇」の本当の後ろ盾
タレコミ情報を追跡する
…ほか