「ウィン・ウィン」「自己責任」
「自分にごほうび」……
うっかり使うと、知らないうちに恥をかく、
ちょっと居心地の悪い
妙な日本語
「要するに」「ヤバい」「逆に」「ですけど」「超」「見える化」「上から目線」……日常で何気なく使っている言葉だけれど、使うシーンによっては他人から「心が貧しい」「恥ずかしい人」だと思われかねません。本書は、そんな「イケてる言葉のようでイケてない言葉」を集め、カンヌ国際広告祭PR部門銀賞、TCC審査委員長賞(2012年)、毎日広告賞2011部門賞、クリオ賞ショートリスト(2012年)、ACC賞ラジオ部門銀賞(2012年)、Spikes Asia広告祭2011銅賞など、数々の有名な賞を獲ったコピーライターが、「貧しすぎる理由」を軽妙かつ痛快に分析します!
目次
- はじめに
第1章 伝わる言葉こそ正しい日本語
第2章 貧しすぎる日常会話
甘い/いじめ/異常気象/意味わかんない/いや、/ウィン・ウィン/上から目線/
お客様は神様です/勝ち組・負け組/神/絆/逆に/婚活/今度飲もうよ/
自己責任/自分にごほうび/ストーカー/草食系/超/ですけど/天然/
なんでもいい/ニート/バイト敬語/ふつう/フューチャーする/ブラック企業/
見える化/みんな/ヤバい/要するに/わかるわかる
コラム 雑すぎるキャッチコピー
第3章 お粗末すぎる日本語
(30)/◯◯力/愛され/遺憾/維新/失われた○年/エコ/王子/お受験/
オンリーワン/拡散希望/隠れ家レストラン/カリスマ/感動をありがとう/危機/
キラキラネーム/クリエイティブ/幻想的/国民的/子ども/コミュ力/
コンプライアンス/さいたま市/サムライ/三大○○/シェアさせていただきます/
自己啓発/自粛/自分探し/スピリチュアル/成果主義/世界の○○/
世間をお騒がせして/セレブ/ソーシャル/翼をひろげて/ネット右翼/ノマド/
バズワード/波紋を広げそうだ/ママ友/モンスター/優先席/リストラ
おわりに――お粗末な言葉を減らすために