99%の中国人は日本人を知らない
反日の中国全土に足を運び、
日本と日本人について語ってきた著者が描く、
日本人を畏怖し憧れる中国人のリアルな日本観とは何か
2012年、尖閣諸島問題から中国100都市で発生した反日デモは、日本人にあらためて中国との付き合いの難しさを実感させました。多くの日本人にとって知りたいのは、今の中国で日本と日本人はどう思われているか、中国人と日本人の民度の差は何かということではないでしょうか。本書では中国の大都市だけでなく、内陸部の地方都市や農村部も含めた広範な地域に足を運び、数多くの中国人と接触してきた著者が、中国メディア、ネット上で日本人がどのように映っているかをレポートします。そこから見える「中国にとって日本人とは何か?」を探ります。
目次
- はじめに
第1章 かくも知られざる日本
「日本人も笑うのですね」
河南省の人たちが驚く日本の姿
必ず出る戦争の話題
…ほか
第2章 戦争ドラマの日本、インターネットの日本
量産される抗日戦争ドラマ
党の宣伝意図ありありの作品ストーリー
検閲対策だけのために作られたドラマ
…ほか
第3章 日本人と中国人の「民度」
地震に「ざまあみろ」が残したもの
地震で見えた日本人の民度
刻々と伝えられた被災地のマナー
…ほか
第4章 ウェブ旅行記で読む中国人が驚嘆する日本
歩き回っても靴底がピカピカのきれいさ
傘を持ち、走ってきた人たち
都会と郊外の差
…ほか
第5章 反日を読み解く
多かった反対意見
反日にならない10の理由
05年反日デモとの比較
…ほか
第6章 市民社会と草の根交流
中国人たちの冷静な呼びかけ
キーワードは市民社会
日本が評価される理由
…ほか