宝島社新書
負けて強くなる
通算1100敗から学んだ直感精読の心得
「加藤先生は将棋も考え方も独自の道を歩まれています。
この一冊が心の琴線に触れることを期待します」
羽生善治氏推薦!!
通算1100敗超（現在も記録更新中）――14歳で史上最年少棋士としてプロデビューするや、18歳でA級八段に昇段、以降「名人位」をはじめとして数多くのタイトルを獲得した「神武以来の天才」こと加藤一二三（かとう ひふみ）九段。輝かしい業績を成し遂げる一方で、歴代で最も多くの敗戦を記録している棋士でもある著者の新書です。「将棋の負けに無駄な負けはひとつとしてありません」と断言する著者が、現役生活60周年を迎えるにあたり、「負けて強くなる」秘訣、そして「敗れてもなお積み重ねていくことの大切さ」を熱く語ります。「負けが続いて挫けてしまいそう」「なかなか結果が出ず苦しんでいる」……そんな悩みを持つあなたにお贈りする一冊です。
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加藤 一二三(かとう ひふみ) プロフィール
将棋棋士。九段。早稲田大学中退。1940年1月1日生まれ。福岡県嘉穂郡稲築村（現・嘉麻市）出身。1954年8月に史上最年少の14歳7カ月で四段に昇段しプロ棋士となる。1958年に史上最速でA級八段に昇段すると1960年に名人位に挑戦。1968年に十段戦で大山康晴を下し、初のタイトルを獲得。1982年には中原誠を破り名人位に就く。公式戦通算対局数2434局（歴代1位）1315勝（現役最多）1118敗（歴代1位）。順位戦A級在位年数通算36期（歴代2位）。タイトル戦登場回数24回・獲得8期（名人1期・十段3期・王位1期・棋王2期・王将1期）・棋戦優勝23回。1970年12月25日に洗礼を受ける。1986年にローマ法王ヨハネ・パウロ2世から聖シルベストロ教皇騎士団勲章を受章。2000年に紫綬褒章受章。
（※対局データは2014年3月10日現在のものです）
