神話・伝承の扱いから日清・日露戦争、
従軍慰安婦、韓国合併、南京事件、日本国憲法など
近・現代までの争点を比較!
中学校で使う歴史教科書として「新しい歴史教科書をつくる会」の「新しい歴史教科書」(扶桑社刊)を採択することの是非をめぐって論争が巻き起こっている。本書は、史観をまじえず、扶桑社本と他社本のどこがどのように異なっているのかを「客観的に比較」することによって、判断の素材を読者に提供するものである。 |
日本の将来をになう子どもたちにとって、
はたして、どの歴史教科書がいいのか!?
韓国・中国が「侵略を美化している」と修正要求してきた箇所とは、どういう記述なのか?
採択は、なにを根拠に決められたのか?
●神話や伝承の扱いは、どうなっているのか―
●元寇・倭寇の扱いは―
●韓国合併の記述は―
●近・現代におけるアジア諸国との関係は―
●自衛隊・日本の今後を、どうとらえているか―
などなど知りたい情報を検証!
目次
- 第1章 神話・原始時代・古代・中世
比較1 『古事記』・『日本書紀』・神武天皇
比較2 聖徳太子の遣随使派遣と遣唐使
比較3 元寇と倭寇
比較4 豊臣秀吉の朝鮮出兵
第2章 近世
比較5 鎖国下の対外関係・琉球とアイヌ
比較6 ペリーの来航と開国
比較7 幕末の動乱と明治維新
第3章 近代
比較8 大日本帝国憲法と立憲君主制
比較9 不平等条約の改正
比較10 日清戦争と日露戦争
比較11 伊藤博文暗殺と韓国合併
比較12 第一次世界大戦とファシズム
比較13 満州事変と日中戦争の泥沼化
比較14 大平洋戦争勃発と戦局・終戦
第4章 戦後史
比較15 日本国憲法の成立
比較16 自衛隊の成立とその後
比較17 日本の今後
資料
教科書ができるまで
扶桑社「新しい歴史教科書」は、こうして採択された