自分を貫き通した男たち 酒と女と博打でさえ「信念」だった |
「天衣無縫」「唯我独尊」「荒唐無稽」 “自分を生きた”アンチヒーロー |
- 改訂して文庫化して、2007年05月12日に宝島社文庫『日本「アウトロー」列伝』を発売しました。
目次
- 第1章 伝説の男
「新宿の殺し屋」といわれた真剣師
小池重明
団鬼六インタビュー 「女も将棋も生き方も死に方も小池はすべてに真剣だった」
「阿佐田哲也」と「色川武大」の間にあったもの
阿佐田哲也
中村龍生(カメラマン)インタビュー 「被写体として『写真哲学』を教えてくれた」
新右翼のカリスマ
野村秋介
鈴木邦男インタビュー 「野村さんは結局、テロを否定したと思う」
ヤミ金融会社「光クラブ」社長
山崎晃嗣
漫画を地で行った破天荒人生
梶原一騎
真樹日佐夫インタビュー 「文芸へのコンプレックスと酒が仕事のカンフル剤だった」
平成のアウトロー(1) 白川道(作家) 競輪につぎ込んだ総額10億円 無頼派作家が語ったギャンブルの真髄
第2章 反骨の男
自民党を作った男
三木武吉
けんか坊主は直木賞作家
今東光
疾風怒濤のマスコミ無頼
竹中労
政財界の言論ギャング
野依秀市
テーマは監獄と天皇
見沢知廉
60年安保闘争のカリスマ
唐牛健太郎
北朝鮮への無謀な冒険者
田宮高麿
無言のカリスマ
三上卓
日本共産党のタブー
徳田球一
ロッキード事件で検察批判
秦野章
特別企画
はみ出し方もスケール違い「明治」を駆け抜けた豪快アウトロー伝
放浪と反骨の演歌師
添田唖蝉坊
東大からオカルトの世界へ
浅野和三郎
和製ラスプーチン
飯野吉三郎
第3章 狂気の男
神軍平等兵
奥崎謙三
34億円、71歳での脱税逮捕
竹井博友
オッチャン聖人
千石イエス
劇場型犯罪の元祖
金嬉老
日本一の放蕩息子
薩摩治郎八
鈴木邦男 特別寄稿
金嬉老が作った『新・決起スタイル』
戦後性解放運動の闘士
高橋 鐡 借金まみれの“喜劇の天才”
藤山寛美
特別企画
芸のためなら死んでもいい
春団治、寛美、やすし……アウトロー芸人の系譜
平成のアウトロー(2)
伊藤文学(薔薇族編集長) ゲイ文化をリードしてきた『薔薇族』を支えた“3人の魂”
第4章 無頼の男
最後の博徒
波谷守之
虚実の魔術師「赤い呼び屋」
神彰
「力道山が逃げた」という伝説
花形敬
下足番になった横綱
男女ノ川登三
“八尾の朝吉”
岩田浅吉
平成のアウトロー(3)
阿部譲二(作家) “勝てば監獄、負ければ地獄”
安藤組時代の壮絶!! 喧嘩伝説