異端児、仕事師、求道者…
野球にすべてを賭けた
熱き男たちの「人生ドラマ」
ファンの記憶に残る伝説となる選手というのは、プロ野球界のはみ出し者なのではないだろうか。それは、もちろん人生を白球に賭けてしまうという意味においてのはみ出し方である。
──そんな選手たちにわれわれ凡人は、いいようのない魅力を感じてしまうものなのである。
- 改訂して文庫化して、2008年08月21日に宝島社文庫『プロ野球「無頼派」選手読本』を発売しました。
目次
- ■江夏豊とは何者だったのか ローンウルフ
■特別インタビュー 張本勲
第一章 最後の求道者
■イチロー 剣豪打者の「究極の肉体」
■野茂英雄 トルネードの復活青写真
■前田智徳 「親分」になった「一匹極道」
■工藤公康
■新庄剛志
■特別インタビュー 金村義明
■『番長日記』担当編集者が人間・清原和博を目撃した瞬間
■史上最悪の「害人」たち お騒がせ「助っ人」列伝 評判倒れ編
第二章 異端児の素顔
■“変人”と呼ばれた孤高の求道者・榎本喜八 狂気の背番号3
■川藤幸三 日本一のバッタもん
■星野仙一 反骨の「わがまま男」
■江本孟紀 どん底から這い上がってきた男 雑草魂・江本孟紀のプライド
■伊良部秀輝 暴言、蛮行、悪態… 伊良部秀輝のトラブル伝説
■落合博満 ただのわがままじゃない 落合博満の「オレ流」の真実
■酒仙投手・今井雄太郎の素顔 「無頼派と呼ばれて」
■打倒巨人を果たした「燃える男」が阪神にこだわり続ける理由とは?
■史上最悪の「害人」たち お騒がせ「助っ人」列伝 パフォーマンス&珍名編
第三章 仕事師の矜持
■三原脩と西鉄ライオンズが目指した野球 野武士軍団の真実
■東尾 修 攻撃的技巧派
■大田卓司 「必殺仕事人」の苦悩と栄光。
■高井保弘 “一振り”に賭けた高井保弘の哀しみと意地と執念
■福本 豊 異端のスーパースター 野球人・福本豊の「人間力」
■辻 恭彦 37年間ユニフォームを着続けた辻恭彦の“ 境地”
■今井譲二 チームのために打撃と守備は捨てた“勝つため”の代走屋