ポルノグラフィティの“歌ヂカラ”研究
あったかキャラに、変幻自在の音楽性&
圧倒的な「歌ヂカラ」――。
いつのまにか日本を制圧していた
ふたりのロック&ミラクルに、思いっきり、肉迫!
ポルノの「フツー革命」万歳!
ポルノ全149曲“勝手にライナーノーツ”
1999年「アポロ」でメジャー・デビューした当時は、「一発屋」の如き印象の強かったポルノグラフィティが、2009年にデビュー10周年を迎えました。バンドの“賞味期限”が短くなっていくなかで、10年間人気を持続できた秘密とは何か? ロック&歌謡曲が程よく交わった曲調、ファンタジー&哲学が交差する詞世界、好青年&ロッカーの対照的な佇まい……ほか、ポルノの本当の実力&魅力を本誌流に徹底解析します。恒例の全曲ライナーノーツ、メンバー徹底プロファイリング、“故郷”因島探訪企画、大阪時代のポルノ、アキヒトの声……など、他の音楽誌では読めないレビュー&企画満載! 巻末のJポップ妄想「男子コンビ」列伝も読み応え充分です!
執筆者紹介 安部薫(あべ・かおる) アボンヌ安田(あぼんぬ・やすだ) 井上佳世(いのうえ・かよ) イノマー(いのまー) 上田健二(うえだ・けんじ) 上野三樹(うえの・みき) 宇野常寛(うの・つねひろ) 梅本直志(うめもと・なおし) 遠藤利明(えんどう・としあき) 大須賀猛(おおすか・たけし) 大野祥之(おおの・よしゆき) 大塚幸代(おおつか・ゆきよ) 大橋サエコ(おおはし・さえこ) 小川真一(おがわ・しんいち) 鹿島良雄(かしま・よしお)・・・ほか |
目次
- 巻頭特集
5年ごとのベスト第2弾、2008年の2枚を超深読み!
選曲も構成も最高な『ACE』と『JOKER』は
“ベスト&ハイエスト”アルバムだ
ポルノグラフィティがモテる平成ニッポンとは?
「いい男」の条件―ポルノにみる「男らしさ」の現在形
ポルノグラフィティのルーツと未来を探して
2009年冬、因島紀行
本誌独自選定! ポルノグラフィティPVアワード
「アポロ」VS「痛い立ち位置」頂上PVはどっち?
Porno Graffitti 3×3 Analyze
背景、音楽、ルックス―メンバーを3方向から徹底分析!
PART 1
ポルノグラフィティについて
本気出して考えてみた
時代の気分を鮮やかに切り取った、これぞ名曲!
「アポロ」のヒットで開かれた“平成Jポップ”の時代
ポルノのファッションから、いまが一番目を離せない!
ポルノグラフィティ ファッション・リーディング!
新藤晴一のブンガク世界
ハルキ重力圏を突破する現代作家・ハルイチ
されどポルノな青春の日々
城天と心斎橋筋2丁目劇場が、彼らの梁山泊だった
・・・ほか
PART 2
ポルノグラフィティ
ミュージック・アワー
アルバム“ハネウマ”レビュー
(1)1st Album 『ロマンチスト・エゴイスト』
(2)2nd Album 『foo?』
(3)3rd Album 『雲をも掴む民』
(4)4th Album 『WORLDILLIA』
(5)Best Album 『BEST RED'S』&『BEST BLUE'S』
(6)5th Album 『THUMPx』
(7)6th Album 『m-CABI』
(8)7th Album 『ポルノグラフィティ』
(9)Best Album 『BEST ACE』『BEST JOKER』
3人~2人の“新たな挑戦”の足跡を辿りつつ……
ポルノのロック魂を伝える歌詞の世界にアタック!
ドンシャリとハナズマリとのハイブリッド
ポルノグラフィティの声はアキヒトの声
Jポッパー「歌い方分析」第2弾!
“しゃくり上げ”から透視するアキヒト節の“珍しさ”
ラテン歌謡の導入にみるサザンとの世代差
革パン一枚の“逸脱”――ポルノとラテンと日本人
・・・ほか
PART 3
ソロじゃない! トリオでもない!
“男子コンビ”の悦楽
1+1=∞はベタだけど事実なこともあるんです!
男子コンビよ(できれば)永遠なれ
バディはいつでも、どこにでも!
ジャンル横断 男子デュオ古今東西
Jポップ界の名コンビ総まくり!
NICE BUDDIES ファイル 15
#1 B'z
結局のところ、バンドはヴォーカルとギターです。
女子担の稲葉+男子担の松本と役割分担も完璧!
#2 CHAGE and ASKA
「お互いの声が響き合う」……
アジアを代表する陶酔と超音波
#3 甲本ヒロト&真島昌利
20年以上にも渡る最良のパートナーシップは
相棒なんていう温かい感情が互いに無いからこそ
・・・ほか
コラムグラフィティ
#1 古今東西のak.hommaたち
#2 デビュー曲を“奪われた”バンドたち
#3 エクストリームとポルノグラフィティ
#4 トリオがえてしてデュオ化してしまう事情
#5 女子コンビとハモりの美
#6 男女コンビの“音楽内恋愛”
連載
少年易老楽難成
冬ドラ雑感――ええやん!『必殺』
執筆者紹介