オリジナルデータでわかった本当の“エースランキング”
「炎の豪腕投手74人」!
エースといわれた各球団の投手をオリジナルデータで紹介します。1966年以降の「開幕投手」経験者3回以上の投手を対象とし、チーム打率から比較する「エースの防御率」など他の本には見られないオリジナルデータで「真の豪腕投手」をランキングします。また、隔年ごとに巨人の開幕投手を務めた江川卓と西本聖の両エースはなぜ並び立ったのか、今中慎二が語る「巨人中日最終決戦~伝説の10.08の舞台裏」など、豪腕投手たちの知られざるエピソードも満載です。
著者プロフィール 青木康洋(あおき・やすひろ) 小川隆行(おがわ・たかゆき) 奥岡幹浩(おくおか・みきひろ) 織田淳太郎(おだ・じゅんたろう) 加藤哲郎(かとう・ てつろう) 久保田龍雄(くぼた・たつお) 熊谷充晃(くまがい・みつあき) 佐野正幸(さの・まさゆき) 関口隆哉(せきぐち・たかや) 田口元義(たぐ ち・げんき) 田村幸二(たむら・こうじ) 永谷 脩(ながたに・おさむ) 中村素至(なかむら・もとし) 場野守泰(ばの・もりやす) 松下茂典(まつした・しげのり) 宮内一敏(みやうち・かずとし) 美山和也(みやま・かずや) |
目次
- パ・リーグに生きた4人の200勝投手
四天王の開幕前夜
女房役・山倉和博が激白する「巨人のエース」
江川 卓と西本 聖
チームを活気づける「意外な本塁打」
まさかまさかの“エースのホームラン”
これが本当のエース査定
その(1) 球団内勝ち星比較
MVP投手・岩隈を超える男たち
その(2) 勝率・防御率……エースの“率”比較
金田正一を上回る投手たち
その(3) “開幕・非開幕”成績比較
“史上最強”絶対エースはあのピッチャー!
その(4) 球界の盟主に立ち向かった投手たち
巨人に勝ち越した9人のエース
エースの矜持・伝説・人間味
堀内恒夫/江川 卓/斎藤雅樹/桑田真澄/西本 聖/上原浩治/江夏 豊/江本孟紀/小林 繁/井川 慶/仲田幸司/藪 恵壹/星野仙一/小松辰雄/山本 昌/今中慎二/川上憲伸/北別府 学/大野 豊/佐々岡慎司/黒田博樹/松岡 弘/尾花高夫/石井一久/西村龍次/石川雅規/平松政次/遠藤一彦/斉藤明夫/三浦大輔/東尾 修/工藤公康/松坂大輔/渡辺久信/西口文也/山田久志/佐藤義則/星野伸之/川越英隆/高橋直樹/西崎幸広/ダルビッシュ有/森安敏明/津野 浩/岩本 勉/金村 暁/村田兆治/木樽正明/小宮山 悟/黒木知宏/清水直行/斉藤和巳/西岡三四郎/山内新一/山内孝徳/村田勝喜/鈴木啓示/阿波野秀幸/野茂英雄/高村 祐/岩隈久志/金田正一/稲尾和久/村山 実
戦後を代表するエースたち
団地のエースから巨人、そしてメジャーのエースへ
上原浩治の浪人時代
伝説の10.08はこうして作られた
「今中慎二vs.巨人三本柱」の舞台裏
女房役が語るプロ野球史上ナンバー1の「遅球エース」
「遅くて速い」星野伸之
※おことわり
本書はデータ構築と成績比較の関係上、1966年(昭和41年)に制定されたドラフト入団の日本人投手のうち、開幕試合に3回以上登板したエースを球団ごとに取り上げています(メジャーで開幕を務めた野茂英雄と、今季開幕を務めれば3回となるダルビッシュ有は特例として含んでいます)。個人の成績比較(各種ランキング)は、歴代ベスト10に入る項目では「歴代ランキング」としておりますが、データ構築と成績比較の関係上、ドラフト入団以降のランキングとなるものもあります(参考記録としてドラフト以前の投手を取り上げる場合もあります)。背番号は、その投手がもっとも長い期間つけた数字を記しました。また、本書では読みやすさを優先したため、敬称は省略させていただいております。