本書はニッポンの現代史を「陰謀」の歴史としてとらえようとするものです。「ロッキード事件」「ダグラス・グラマン事件」「イトマン事件」「オウム真理教事件」「金大中事件」などを通じて「昭和を支配した黒幕たち」をあぶりだし、GHQ占領時代、終戦クーデター事件、国鉄3事件、M資金の正体と戦後すぐの時代をえぐり、明治・大正・昭和初期は「明治新政府の謀略」から「玄洋社」「満州建国」まで、さらに「謀略史観から見た太平洋戦争」「脈打つテロリストの系譜」など、コラムも充実した一冊です!
編著者紹介 |
目次
- Prologue 明治・大正・昭和 陰謀のニッポン 100年年表
明治という時代
日露戦争
満州「フグ計画」
…ほか
中国の対日工作の実態を見る 福田博幸
Part1 現代ニッポンの謀殺装置
ロッキード事件で炙り出された黒幕
オウムはなぜ、「サリン」をつくることができたか
ヤクザが永田町にやってきた
…ほか
Part2 GHQ占領時代の闇
天皇制は護持された
勝者が敗者を裁く「東京裁判」
1945年8月15日の“怪”
…ほか
Part3 明治・大正・昭和 オモテの事件、ウラの真実
血塗られた秘密結社「玄洋社」
帝政ロシアをかく乱した明石工作
満州某重大事件を解き明かす
…ほか
Part4 陰謀の仕掛け人 ニッポン六大黒幕
黒幕のなかの黒幕、日本最大のアンタッチャブル 頭山満
戦後日本を支配した怪物 児玉誉士夫
リッチで陽気で桁外れの右翼 笹川良一
…ほか
column1 権力の二重構造 内閣の上に院政を築いた 田中角栄
column2 空前絶後の大陰謀、55年体制の誕生 政治の「魔」を楽しんだ男
column3 皇室に手をかけようとしたインチキ霊能者 日本のラスプーチン、飯野吉三郎