知られざる胸中、挫折、ファイトマネー……etc
拳で世界を獲った男たちの秘められた真実!
ラスベガスで勝利した西岡利晃、国内最速7戦目で王者になった井岡一翔など、いま日本では、続々と強いチャンピオンが誕生しています。そこで、前述の現役王者をはじめ、辰吉丈一郎、鬼塚勝也、薬師寺保栄、竹原慎二、畑山隆則、飯田覚士など時代を作った王者たちに、あの試合の意味、ライバルについて、自分のスタイルなど、“いまだから語れる話”を語ってもらいます。
目次
- 井岡一翔
「試合はボクサーにとって最高の楽しみ。絶対に勝つと信じてリングに上がる」
西岡利晃
「誰もが立てる舞台じゃない。だから、自然に笑みがこぼれた」
辰吉丈一郎
「練習、試合、そして挑戦したい。これも“4度目”の世界への過程」
世界王者8人時代の到来!! 新たな時代へ突き進む日本のボクシング界
平成版! 世界タイトル獲得史
第1章 “黄金のバンタム”に連なる系譜 日本リング史の中核をなす名王者と激闘の数々
数々の名選手、好試合を生んできた 日本が誇る芳醇な土壌
鬼塚勝也
「最後はもう、試合をして引退するか試合をせずに引退するかの二択だった」
薬師寺保栄
蘇る1994年12月4日の記憶 名伯楽との初めての「約束」
川島郭志
「幼い頃から“打たせずに打つ”が理想のボクシングだった」
飯田覚士
「アイドルボクサー」と呼ばれて――真のボクサーたるために考えたこと
[COLUMN] ROUND1 ファン必読!“ボクモバ”の挑戦
第2章 平成軽量級戦線 お茶の間をヒートアップさせた拳の軌跡
人材の宝庫であり続けたニッポンの軽量級
スーパーフライ級戦線では今、何が起きているのか?
内藤大助
「勝てるなんて思ってなかった」“国民の期待”の夜明け前
八重樫 東
「最後は反応だけで戦っていた。早く止めてくれ、と叫びながら……」
[COLUMN] ROUND2 夢のラスベガスへ! MGM観戦紀行
第3章 日本「中量級」新時代 世界と渡り合うフェザー&ライト級の挙豪たち
“世界”に肉薄しつつある魅惑の中量級ゾーン
内山高志
「屈辱感だけをバネに ただがむしゃらに頑張ってきた」
粟生隆寛
「現状にはまったく満足していない。さらに新たな夢が広がっているから」
越本隆志
「左手1本でも世界を獲れる。――そう思えるほど、スタイルを極めた」
畑山隆則
「2001年の稼ぎはざっと3億円。世界チャンピオンは夢のある仕事です」
【スペシャル対談】 松本好二(大橋ジム)×葛西裕一(帝拳ジム)
嗚呼、シンクロする人生よ スター選手から辣腕トレーナーへの華麗なる転身!!
[COLUMN] ROUND3 出番を待つ日本の精鋭たち2012
第4章 今なお記憶される記録 リングを賑わせた個性と快記録の舞台裏
人々の脳裏に焼き付く稀有で孤高なボクサーたち
竹原慎二
日本人初の世界ミドル級王者が明かす――「喧嘩ばかりで中途半端だった自分を変えたもの」
徳山昌守
左の名手、技術を語る――自分だけが打つ、“絶対領域”の創り方
平仲明信
「沖縄から世界へ」を合言葉に道を切り拓いた“ウチナーの拳”
【特別インタビュー】 森川ジョージ 「最終回の最後のセリフまで、もう決めているんです」
[COLUMN] ROUND4 最も優れたボクサーは誰!? 掟破りの世界チャンピオン格付け【平成版】
歴代世界チャンピオンデータベース
※本誌記載のデータは、2011年12月現在のものです