別冊宝島1876　まんがと図解でわかる　経済学のキホン

目次

• Introduction　「経済学」ってどんな学問？
  ――経済学の目的と使命――
  　［まんが Introduction］　「経済学」の役割って何？
  
  　経済学ってどんな学問？（1）　人間と社会を理解し、より「豊かな」社会を目指す　
  
  　経済学ってどんな学問？（2）　細かく市場を見るミクロ経済と大局的な変化を見るマクロ経済
  
  column1　ひと味違う経済学の「費用」の考え方
  
  Chapter1　経済学はどのようにして生まれた？
  ――経済学的な思想の始まり――
  　［まんが Chapter1］　「競争」って何？――A・スミスやリカードが言う「豊かさ」――
  
  　［1］　経済の始まりは労働し、所有すること
  　“早い者勝ち”を容認したロックの「私的所有権」　　　ジョン・ロック　
  
  　［2］　「同感」を得られない競争の勝ち方はダメ！
  　市場の「見えざる手」は相手との意思疎通から生まれた　　　アダム・スミス
  
  　［3］　グローバル経済は労働者を豊かにする
  　自由貿易はみんなが得をするシステムだ！　　　デヴィッド・リカード
  　…ほか
  
  column2　「限界」にも経済学ならではの意味がある
  
  Chapter2　経済の「あるべき姿」とは？
  ―― 資本主義、社会主義の起源と展望 ――
  　［まんが Chapter2］　「発展」って何？――マルクス理論とシュンペーターの「新結合」――　
  
  　［1］　資本主義の矛盾を糾して労働者を守れ！
  　「社会主義」はボッタクリのしくみを止めようという思想　　　カール・マルクス
  
  　［2］　資本主義の起源は「ユダヤ人魂」にあり！
  　資本主義の生みの親はキレイ事を言わず営利第一のユダヤ思想　　　ヴェルナー・ゾンバルト
  
  　［3］　経済を発展させるカギはイノベーションにある
  　経済分析はイノベーションを理解することから始まる　　　ヨーゼフ・シュンペーター
  　…ほか
  
  column3　世界情勢と合わせてわかる!! 主要経済学者年表　
  
  Chapter3　資本主義で「勝つ」には？
  ――マクロ経済と経済政策――
  　［まんが Chapter3］　「お金」って何？ ――ケインズとハイエクが考える「市場」のあり方――　
  
  　［1］　「新古典派総合」が現代経済学の潮流
  　ミクロ経済学とマクロ経済学を融合し市場安定を図る　　　ポール・サムエルソン　
  
  　［2］　不況対策には有効需要を拡大すべし！
  　世界恐慌脱出のために生まれた「ケインズ政策」　　　ジョン・ケインズ
  
  　［3］　世の中にお金があふれても使われないことがある
  　投資するのはイヤ！　人間心理が生み出す「流動性の罠」　　　ジョン・ケインズ
  　…ほか
  
  column4　「金融政策」と「財政政策」の違いとは？
  
  Chapter4　経済学の現代的な切り口とは？
  ――知識と情報が経済を動かす時代へ――
  　［まんが Chapter4］　「公正」って何？――ロールズとA・センが唱えた社会正義――
  
  　［1］　「断絶の時代」を生き抜く意識と知恵を持て
  　将来の変化に対応する術「マネジメント」とは？　　　ピーター・ドラッカー
  
  　［2］　“消費”は個性を表現するものへ　
  　まわりとは違う自分を演出するための“購買”が経済を回す！　　　ジャン・ボードリヤール
  
  　［3］　本当の正義は恵まれない人々を救うことで成り立つ
  　自分が貧乏だったら……　「無知のヴェール」で正義と格差を考える　　　ジョン・ロールズ
  　…ほか
  
  〈さくいん付〉　 経済学がわかる用語集71
  
  

松原 隆一郎(まつばら りゅういちろう) プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。1956年兵庫県生まれ。東京大学工学部都市工学科卒、同大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は社会経済学、相関社会科学。自由論の思想史を近代の経済社会の変容との関連から分析している。著書は『日本経済論　「国際競争力」という幻想』（NHK出版新書）、『ケインズとハイエク　貨幣と市場への問い』（講談社現代新書）、『経済学の名著30』『消費資本主義のゆくえ―コンビニからみた日本経済』（共にちくま新書）、『武道を生きる　日本の〈現代〉17』（NTT出版）、『経済思想』（新世社）など多数。

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