歴史の闇に葬られた真実!
敵兵の指を食いちぎって死んだ今川義元の怨念
鎌倉・腹切りやぐらにこだます北条一族800人の断末魔
悪霊になって毒を吐いた謀殺された大津皇子の呪い
敵兵の指を食いちぎって絶命した名門・今川義元の怨念、主君のために30人を射殺して自刃した忠臣・捕鳥部万の思い、鎌倉・腹切りやぐらにこだまする北条一族800人の断末魔など、歴史の闇に葬られた“怨念”の舞台を詳しい解説とともに辿る一冊です。
本誌は、「日本史のタブー」をテーマにビジュアル版として編集したムックであり、同月発売の宝島SUGOI文庫『タブーの日本史 怨念の舞台』と一部を除き、内容は重複しています。
目次
- 大特集 イギリス軍将校が讃えた10人の悲劇の英雄
楠木正成 戦前の国民的英雄から悪党へ
源義経 無能だからこそ愛される英雄
大塩平八郎 三島由紀夫に支持された名与力
西郷隆盛 楠木正成と大塩平八郎に通ずる英雄
日本武尊 父に尽くしながら疎まれた悲しい生涯
有間皇子 理不尽な死に気品をもって臨んだ皇子
菅原道真 冤罪によって庶民の支持を得た英雄
天草四郎 奇蹟によって一揆の指導者となった少年
捕鳥部万 物部氏に仕えた日本最初のサムライ
特攻隊員 無謀な特攻作戦へ至る経緯とは?
怨念の舞台23事件
[怨念の舞台1] 「朝敵」会津を討つべし! 苛烈きわまる戦争と弾圧
[怨念の舞台2] 地獄の沙汰も金次第。その地獄は伝馬町牢屋敷
[怨念の舞台3] 攘夷の暴走を止められず みずからの命で贖罪した志士
[怨念の舞台4] 家康を何度も追いつめた真田一族の知謀と末路
[怨念の舞台5] 助命の早馬も間に合わず三条河原で斬首!
[怨念の舞台6] 敵兵の指を食いちぎったまま絶命した敗将の怨念
[怨念の舞台7] 搾取と謀略をつくした松前藩によるアイヌ支配
[怨念の舞台8] 一族郎党800人が自害!! 北条氏の末路は悪逆非道のツケ
[怨念の舞台9] 由比ヶ浜に出土した大量の人骨は何を語る?
[怨念の舞台10] 源実朝を死に追いやった激情の女・北条政子
[怨念の舞台11] 本当の死因は何だったのか? 源頼朝の最期、その真相
[怨念の舞台12] 奥州藤原氏との長年の因縁に決着をつけた頼朝の畏れとは!?
[怨念の舞台13] 入水したのは安徳帝の替え玉!? 壇ノ浦に伝わる怪異な伝説
[怨念の舞台14] 信心深い平清盛はなぜ東大寺を焼き討ちした?
[怨念の舞台15] 日本の戦勝の影に横たわる高麗兵の大きな犠牲
[怨念の舞台16] 好色・花山天皇に翻弄されて死んでいった女性たちの無念
[怨念の舞台17] 平安京遷都を実現させた早良皇子の怨霊!!
[怨念の舞台18] 遷都・大仏建立のために集められた人々の苦難
[怨念の舞台19] 祖国に思いを残したまま帰ってこなかった遣唐使
[怨念の舞台20] 長屋王の呪いか? 藤原四兄弟の謎の死
[怨念の舞台21] 大津皇子の「反逆」はねつ造? シナリオは持統天皇が書いた!?
[怨念の舞台22] 神に祭り上げられた柿本人麻呂の呪詛
[怨念の舞台23] 辺境の地で大和朝廷を手こずらせた勇猛果敢な人々