別冊宝島2302　鳥獣戯画の謎

国宝に隠された“6つのミステリー”

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著者：上野憲示監修
発売日：2015年2月13日
価格：1,100円(税込)

判型：A4判
ページ数：95P
ISBN：978-4-8002-3683-8
雑誌：66095-90

誰が、何のために
この不思議な世界を描いたのか

漫画やアニメーションのルーツともいわれる『鳥獣戯画』。いきいきとした伸びやかな筆致で愛嬌たっぷりに動物たちを描き、今日もなお、鑑賞者の心を掴んで離さない国宝です。実はこの絵巻、「誰が、何のために描いたのか？」「何を物語っているのか？」など、いまだ多くの謎に包まれた非常にミステリアスな作品なのです。本誌では高山寺所蔵の絵巻物のほか、「断簡」「模本」と呼ばれる国内外に散らばった『鳥獣戯画』も一挙に紹介。たくさんのビジュアルとともに、多方面からのアプローチでその謎に迫ります。

■第一章『鳥獣戯画』の名場面
■第二章『鳥獣戯画』の謎
謎（1）…『鳥獣戯画』とは何か？
謎（2）…誰が、何のために描いたか？
謎（3）…いつ描かれたのか？
謎（4）…描かれた動物たちの不思議
謎（5）…失われた絵「断簡」と「模本」
謎（6）…何を物語っているのか？
■第三章『鳥獣戯画』鑑賞のポイント
■第四章『鳥獣戯画』の全貌

上野憲示(うえのけんじ) プロフィール

文星芸術大学名誉学長

1948年大阪府生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。文星芸術大学理事長・名誉学長ならびに芸術理論専攻教授。『鳥獣戯画』甲巻の復原に関する画期的な理論で注目される。主な論文に「『鳥獣戯画』甲巻系の復原」（『日本絵巻大成6 鳥獣人物戯画』所収）、著書に『おもしろ日本美術I・II」（文星芸術大学出版）、『渡辺崋山の写生帖翎毛虫魚冊』（グラフィック社）、『世界に誇る日本美術史』（徳間書店）などがある。