天空の牙

――ドル失墜の日――

SOLD OUT

著者：松島令
発売日：2007年12月10日
価格：660円(税込)

判型：文庫判
ページ数：397P
ISBN：978-4-7966-6182-9

ドルの世界支配を
崩壊させる最強・最悪の手段―
もと大蔵官僚のおそろしい発想力！
映画『ミッドナイトイーグル』原作者高嶋哲夫

なだれをうってドルが売られていく!仕掛けたのは誰か?
黒い空から降るのは「審判」の雨か！？
米"帝国"崩壊　傑作パニック・エンターテインメント:

美しいスイスの山懐で、世界的な科学者や歴史学者、
経済学者たちが謀議をめぐらせていた。
「米国型文明の世界的蔓延は地球そのものを減ぼす。
もはや一刻の猶予も許されない」。
やがて、世界の市場でドルを大暴落させ、
米国債と米株式を紙屑と化すことを期し、
脅威の兵器「クラリス」を携えたメンバーが世界各地へ散った……
エンターテインメントの枠を凌駕し、世界のドル支配の実態と、
わが国がいかに食い物にされているかまでも語る壮大な経済史観小説。
未来不安の時代におくる予見的な傑作長編！

松島令(まつしまりょう) プロフィール

作家。金融・経済評論家。元大蔵官僚。旧大蔵省・国際金融局と財務局にて「プラザ合意」の外為協調介入担当官、証券検査官、経済調査官などを歴任。退官後、2000年12月、金融犯罪小説『証券検査官』で作家デビュー。都心書店で売上4週連続1位を飾るベストセラーとなり、シリーズ化され『インサイダー』『鬼哭の相場』が続編にある。他に国際経済謀略小説『天空の牙―ドル失墜の日』（いずれも小社刊）など。雑誌等で、近年の「ドル崩壊」＝「アメリカ中心の世界観の終焉」を早くから予見していた。仙台市在住。