中国はオリンピックの開催国に名乗りでて、チベットをはじめ少数民族への残虐な圧制が国際社会に知れ渡った。天災の大地震が人災に転化するのは、独裁政権の人命軽視による。ここに至るまでの道筋を、中国大好き人間のシルバー・ボランティアが、若い留学生と共に体験する。幻想と贖罪の思い込みがいかに根拠のない先入観だったか。上層部の腐敗、一般人の不道徳、農民の無知をみるにつけ、世界一の人口、広大な面積、悠久の歴史が国民を幸せにはしていないことを痛感する。このとてつもない大国を隣人にする日本の困惑。まずは相手を知ることから始めなければ・・・・・・。中国が好きな人、嫌いな人、関心の無い人、ともに読んでほしい本だ。中国の実像がここにある。
――金美齢(国際政治評論家)
――金美齢(国際政治評論家)
世界の工場として、13億人の民を抱え、国際社会での発言力を増す中国。
しかし、その実態は――低すぎる農業生産性。男女の出産比率が2対1という実状。汚職が横行する腐敗の構図。国際法に無知な解放軍。
……原作者自らが中国で体験した実話と、豊富な中国人脈をもとに、中国の本当の姿を描き出したノンフィクション漫画の傑作。
本書を読めば、中国のいびつな構造が見えてくる。
しかし、その実態は――低すぎる農業生産性。男女の出産比率が2対1という実状。汚職が横行する腐敗の構図。国際法に無知な解放軍。
……原作者自らが中国で体験した実話と、豊富な中国人脈をもとに、中国の本当の姿を描き出したノンフィクション漫画の傑作。
本書を読めば、中国のいびつな構造が見えてくる。
目次
- 登場人物の紹介
第1章 危ない"中華文明"(三日月)
第2章 危ない"親中派"(新月)
第3章 危ない"人民解放軍"(月影)
第4章 危ない"中国経済"(三日月)
コラム■5分でわかる中国現代史■
1 [新中国建国の時代](月ノ輪)
2 [百花斉放・反右派闘争の時代](月ノ輪)
3 [大躍進の時代](月ノ輪) …そのほか
文庫版あとがき