
追悼復刊!
伝説のヤクザ、大親分が綴る「任侠より愛嬌」
「任侠より愛嬌」をモットーとする九州最大のヤクザ組織の大親分・溝下総裁の身のまわりには、一家の者も、カタギ衆にも濃密な人間関係が溢れ、事件には常に笑いが満ちている。抱腹絶倒の直筆エッセイ『極道一番搾り』に続く、待望の第二弾もますます絶好調。うちも外もあいまみえた遠賀川仲間が繰り広げる「毎日が笑いの渦」はさらに続く。必読・必笑の「愛嬌乱れ打ち」スーパーエッセイ!
※本書は、2000年3月に小社より刊行された『宝島社文庫 愛嬌一本締め』を改訂し、新装版としたものです。溝下秀男四代目工藤會名誉顧問は08年7月1日逝去しました(享年61歳)。心よりご冥福をお祈り申し上げます。なお本書の印税は、ご遺族の希望により恵まれない子どもたちのために寄付されます。
目次
- 第一章 神岳「村」症候群
若い衆、身も心もボロボロ
異常なる趣味と性癖
「一人半殺しの熊」はオク手
第二章 ドクトル・川筋モン
フケ、トドにダックスフンド
本日も反省の色なし
臭い男
第三章 アンビリバボー、ついでにオーマイゴッド
誤解、間違い、スレ違い
トド、大暴れ
天真爛漫な悪魔の燻製
第四章 小倉山荘笑動記
風流とは無縁な奴ら
尾籠なる男
人間サイボーグ
第五章 地域外生物の棲む村
生きとし生けるモン
北海道フン道中
消えた木刀眉
第六章 日々是れ驚日
遠島の刑
シリコンとワセリンコンビ
マッドマックス・ハマ
あとがきにかえて―濃密な人間関係