諜報員のプロフェッショナルを養成する通称「中野学校」で学んだ
元沖縄県警警察官の手記!
公安警察の存在とその行動はいまだ謎です。近づくことはおろか、知ることさえ許されない闇の組織の実態とは? 本書は、現場で諜報活動を行なっていた元警部補が明かした出色の内幕レポートです。脅迫、住居侵入、盗聴など、あらゆる手法を使った諜報活動は、彼らにとって「英雄的行為」であり、「正義」であり、「法律」でさえあるのです。一連の警察不祥事は氷山の一角にすぎないことを如実に示す一冊!
本書は、1995年5月に小社より刊行した
『公安警察スパイ養成所』を、2000年9月に加筆して文庫化した『宝島社文庫 公安警察スパイ養成所』の新装版です。
目次
- はじめに
第一章 警官になるまで
第二章 公安警察官の日々
第三章 スパイ養成所「中野学校」
第四章 秘密諜報員の生活
第五章 共産党防衛委員会
第六章 警察の裏側
第七章 さらば「桜」よ
第八章 A-6の死
あとがき
文庫版のためのあとがき
【資料】
スパイ養成所「中野学校」講義ノート
日本共産党から見た公安警察の諜報活動
【特別資料】
共産党の抗議と盗聴事件簿