ひとり娘を殺された巡査・島野順平は、
容疑者の「15歳」を撃てるのか?
銃口を“少年”に向けた!
少年犯罪、警察腐敗……重いテーマを背景に、
熱い警官魂が読後の爽快感を呼ぶ、鮮烈なポリス・ノベル!
暑い夏の夜、交番の実直な巡査・島野順平のひとり娘が、神社の森で殺された。まもなく逮捕された少年は証拠不十分で不処理、釈放。悲嘆のなかで島野の家庭は崩壊した。そしてある日、島野は拳銃を持って失踪……。親友の真壁警部補が必死に島野を捜索する過程で事件の真相が浮かび上がってくる……。交錯する少年犯罪と警察腐敗、そして熱き警官魂――大型新人の傑作ポリス・ノベル、新装版になって再登場です!
※この物語は、ある地方都市を舞台とし、現実社会を背景に据えていますが、すべてフィクションであり、記述される諸名称が実在のものと相似するとしても、それらは一切、創作上の虚構です。また、職業や統計数字などは、単行本発行当時のママとしています。