ダメになった“警察官”のありのまま――。
警察の“病巣”
仕事をすればするほど損をし、仕事をやらないのが最良の処世術というバカげた組織……それこそ日本の「警察」なのです。本書では、警察官がどのように誕生し、何を思いながら、どのような活動をしているのか、不祥事はどういう場合にどういうかたちで起きるのか、そして、将来の警察の姿はどうなるのかを描きました。現場警察官の本音、真の姿がここにあります。腐敗した警察の実態をえぐりだした話題の書が新装版になって再登場。
※本書の内容および団体名・個人の役職名などは、宝島社新書『警察官の「世間」』発行時点(1999年10月)のものです。あらかじめご了承ください。
本書は、1999年10月に小社より刊行した宝島社新書『警察官の「世間」』を、2003年2月に改訂して文庫化した宝島社文庫『警察官の「世間」』の新装版です。
目次
- INTRODUCTION 日本警察の宿命
第1章 警察官の誕生
第2章 新米警察官の試練
第3章 制服を着た捜査官
第4章 刑事たちの肖像
第5章 女性警察官の使命
第6章 学歴有害の社会
第7章 低下する士気
第8章 不祥事件の深層
第9章 警察官の私生活
第10章 二十一世紀の警察はどう変わるか
文庫版へのあとがきにかえて