これを読めば俺も“おいしい馬券”にありつける!?――ナイツ・土屋伸之
「サイン理論」はただの“オカルト”
“都市伝説”ではなかった!!
“ミラクルおじさん”が巨額投票で2億稼いだ2003年宝塚記念――。
勝ち馬はあらかじめ決まっていた……!?
レースの勝ち馬は最初から決まっていて、JRAは、あらゆる手段を使って特定の人物に勝ち馬を教えている。われわれはその“サイン”を読み解けばおいしい馬券にありつくことができる――。一種の都市伝説として語られてきた「JRA陰謀説」と「サイン理論」。本書では、これらが登場し流布した歴史と背景を辿りながら、巨大な集金システムであるJRA、そして馬券という魔物の正体を追及する。
本書は、2003~2006年に雑誌『実話ナックルズ』(ミリオン出版発行)で連載された「陰謀の馬券学」(全45回)をまとめ、改訂・改題して文庫化したものです。
目次
- 序章 JRAの「陰謀馬券」はいかにして生まれるか
第1章 井崎脩五郎の『小説・競馬必勝法』
第2章 高本公夫の『馬券革命』
第3章 中央競馬会の1982年――ハギノカムイオーとその時代
第4章 1983~1984――「サイン馬券」の誕生
第5章 仕掛人――中央競馬会
終章 「サイン」はふたたび現われる
本書でとりあげたおもな「サイン馬券」関連書
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