「大丈夫ですか…」
深夜のトイレで囁く女性看護師の霊
●入院中の母の病室を毎夜訪ねて来る少女
●人形が歩く!? 深夜の入院病棟の怪
●誰かが見ている? 仮眠室の眠れぬ夜
●霊安室の恐怖! 死者の目が開く!
●浣腸を受けに来る変態幽霊の謎
病院関係者から実際に聞いた話をもとに構成した、病院の怪談です。夜な夜な聞こえてくる手術室からの悲しい叫び声。遺体安置所で突如として動き出す人影。誰もいないはずの病室からのナースコール。いつも夜中に声をかけてくる子どもは去年亡くなった少女だったなど、全30話収録。夏の暑い夜に背筋が凍る、絶対に病院では読んではいけない一冊です。
本書は書き下ろし文庫です。
目次
- まえがき
第1章 病院の伝説
第一話 父の死を看取った猫
第二話 深夜のロビーを襲う生ぬるい妖気
第三話 主治医に復讐した父の守護霊
第四話 病院の物置に現れた火の玉
第五話 消えない電子カルテ
…ほか
第2章 入院病棟の怪
第九話 母の病室を毎夜訪ねて来た少女
第十話 ウガミサーの赤いしるし
第十一話 天井からのっぺらぼう男が
第十二話 病室の枕元で、黒髪の日本人形が動いた!
第十三話 病室にあらわれる黒い塊
…ほか
第3章 深夜の病院
第十六話 真夜中の密会? 恋する男女の幽霊
第十七話 深夜の病院、地下通路に現れた死んだ老婆
第十八話 誰かが見ている! 金縛りをよぶ呪いのベッド
第十九話 「さよなら」を言いに来た吉永さんの霊
第二十話 「大丈夫ですか……」深夜のトイレでささやく看護師の霊
第4章 霊安室の事件簿
第二十一話 死者の眼が開く! 深夜の霊安室
第二十二話 「足りない……」ユタが語った亡き父の言葉
第二十三話 遺体が呼吸を、そして手が動いた
第二十四話 母親を待っている生まれてくるはずだった子どもの霊
第二十五話 霊安室に呼ばれる女
…ほか
第5章 廃病院の怪
第二十七話 呪われた陸軍病院
第二十八話 廃医院の窓辺に佇む死んだ院長の幽霊
第二十九話 廃病院からの呪いの戦利品
第三十話 霊能者が取材拒否の病院
あとがき
※本文中の名前はすべて仮名です。