突然、白目が赤目になるのはストレス過多
掌にホクロが出てきたら、悪性黒色腫が心配
爪に横線が入っていたら甲状腺機能低下症、腎臓病の疑い
舌の縁に白い斑点ができたら前がん病変
ちょっと気になる病気のサインを見て取るヒントを集めた一冊です。毎日鏡に向かい、お化粧し、爪の手入れや手荒れを気にしている女性にも、かわいい子どもや愛する旦那様の健康を気づかうお母さん、そして自らの健康が気になる中高年からご年輩の方々にまで役立つ情報が入っています。医学事典には掲載がなく、インターネットでもすぐにはわからない病気のサインをわかりやすく解説し、図解を多用して誰にでも判断ができるようにしてあります。読み物としても面白く、すっきり頭に入り、病気の発見、予防、治療にすぐに役立つ「知恵袋」です。
この商品は、2010年09月16日に発売された、別冊宝島『別冊宝島1699 おばあちゃんの知恵袋 「健康チェック」の家庭の医学』を改訂、改題して文庫化したものです。
目次
- パート1 「顔」をみれば病気がわかる!
「顔のゆがみ」でわかる「顔面麻痺、顎関節症」自己判断は危ない
診察する患者をじっくりみれば、からだの状態がわかる!
ウインクができないのは、顔面神経麻痺の人に多い症状
顔のゆがみ(麻痺)をみて、中枢性か末梢性か考えよう
メガネが左右でゆがんでいるのは、顎関節症の人に多い症状
顎に負担のかかる噛みグセ、歯ぎしりをやめる
「目」はからだの異常を告げる大切な情報源 「黄疸、ぶどう膜炎、高脂血症」のチェックポイント
白目が黄色味をおびた人は黄疸 まずは胆道、肝臓、膵臓の病気に要注意!
白目のところが充血するのは、からだの戦闘状態を疑う
ある日突然、症状もなく白目が赤目になるのは、ストレスが原因?
黒目の周りに白い輪ができると、高脂血症が疑われる
・目はからだの病気を映すひとみ
ちょっとやっかいな病気が見つかることもある 「まぶた」の健康チェック
上まぶたが垂れ下がる人は、重症筋無力症が疑われる
まぶたが腫れて顔がむくんでいる人は、腎臓疾患による浮腫の可能性が大
まぶたに黄色いふくらみがある人は、動脈硬化にご注意!
放っておくと危険! 血管内にも脂肪のかたまりがある可能性は大
高脂血症の人は、コレステロールがだぶついて古くなっているから危険
下まぶたの裏の赤みが薄くなると、貧血の可能性が高い
鉄の不足で起こる鉄欠乏性貧血は、まずは鉄剤の補給を
もっとある、気をつけたい貧血
…ほか
コラム/未病って何!?(1) あなたは、まだ未病の段階ですよ!
パート2 「手指、掌」をみれば病気がわかる!
指が太くなってくる人、白くなってくる人は、「膠原病」のシグナルかも
ソーセージのような太い指になっていて、パンパンに張って指の背の皮がつかめない人
発作的に指が白くなるレイノー現象は、膠原病の最初の症状
レイノー症候群とレイノー病とは、精神的なショックでも誘発
・膠原病の8大症状
いろいろな関節の痛みから始まり、痛みはゆっくりと全身を巡る「関節リウマチ」
手指の関節の特有の変形で、関節リウマチがわかる
関節リウマチは早めに受診して、根気よく治療するのがいちばん
・関節リウマチは全身病
朝の手指の突然のしびれは、「手根管症候群」かもしれない
中年女性に多い病気で、しびれは両手に起こる
家庭でできる手根管症候群の簡単なテスト
…ほか
コラム/未病って何!?(2) 気・血・水の乱れが未病
パート3 「爪、皮膚」で病気がわかる!
これらがあなどれない「爪の異常」、見逃すと危ない「からだの異常」
日常生活に関係する爪の異常には3タイプある
爪でわかる病気(1) 黄色い爪、白い爪、そりかえる爪
爪でわかる病気(2) スジのある爪、黒い線のある爪、太鼓ばち爪
・爪の色と形の変化を見逃さない!
女性の社会進出とともにひそかに増殖する「水虫」に、気づかない人も多い
きちんと治療すれば水虫は治る
かゆくない水虫の爪水虫は強敵である
紫外線対策・ケア・食事で防げる 女性の肌の大敵「シミ、シワ」
30歳代女性のシミ、シワは加齢だけが原因ではない
肌の衰え防止には、大豆レシチンを試してみたい
…ほか
コラム/未病って何!?(3) 病気にさせない「未病の時期」
パート4 「足、歩き方」で病気がわかる!
足をみればわかる「O脚、下肢静脈瘤、高コレステロール血症、むくみ」
病院へ行く前にあなたの足と歩き方の知りたいことがわかる!
変形性膝関節症の人はO脚になりやすい
足に浮き出た血管のある人は、下肢静脈瘤
太い足首は、アキレス腱が肥厚しているため
押すと足にへこみができ、もとに戻らない人は、むくみである
歩き方でわかる「脳卒中後遺症、パーキンソン病、小脳変性、重症筋無力症」
テンポの違う歩き方をする人は、脳卒中の後遺症か変形性膝関節症の人が多い
前かがみで、トボトボと小幅で歩き、つっかえるような歩き方をする人は、パーキンソン病
酔っぱらいのような歩き方をする人は、小脳や耳の病気かも
夕方になると足が上がらなくなり、うまく歩けなくなる人は、重症筋無力症が疑わしい
歩き方でわかる「閉塞性動脈硬化症、心臓病、痛風」
しばらく歩くと立ち止まってしまう歩き方をする人は、閉塞性動脈硬化症かも
階段などで息切れがして休んでしまう人、額に汗などが多い人は心臓病かも
地べたにつかないようにして、足の指先を上げて歩く人は痛風かも
コラム/未病って何!?(4) 未病における未病Ⅰと未病Ⅱとは?
パート5 「声、話し方」で病気がわかる!
声のかすれの違いで「単なるかぜ」、「声帯ポリープ」、「急性喉頭蓋炎、喉頭がん」
声のかすれる人は、まず生活習慣を改善すること
早めの対策が大事な声のかすれ かぜ、声帯ポリープ、声帯結節
やっかいな声のかすれ 甲状腺機能低下症、反回神経の障害
危険な声のかすれ 急性喉頭蓋炎、喉頭がん
おもにストレスが原因で声が出ない人
話し方からわかる さまざまな隠れた病気
平気でウソをつき、なにを言っているのかわからない話し方をする人
話している途中で、自分がしゃべった内容を忘れてしまう人、とりつくろう人
だんだんに言葉がもつれてきて、言おうとする言葉が出なくなる人
「るりもはりもてらせばひかる」を言おうとすると、「ういをーあいをーえあえあいあうー」となる人
しゃべろうとすると、声の出しはじめが突然大声になる話し方をする人
夕方になると1オクターブ高い、うわずった声の話し方になる人
終始、口をすぼめて、ボソボソと小声で話す人
コラム/未病って何!?(5) 未病の人におすすめメニュー
パート6 「体型」で病気がわかる!
頭、首、顎の形でわかる「水頭症、肩こり、睡眠時無呼吸症候群」
異常に大きい頭の人は、嘔吐しやすい
首の長い人は、肩こりに悩まされやすい
顎の小さい人は、昼間に眠気におそわれやすい
急に太れば「脳腫瘍からメタボまで」を考えてみよう
なにもしないのに太ってきたら、チェックしてほしい症状
病気のほとんどに生活習慣が関係する
なぜ腹囲が、男性は85センチ、女性は90センチなのか
参考文献
あとがきにかえて